シェルチェア用低いベースの話 2014/1/14

 
そんな今日はシェルチェアのベースについて話しますね。
当たり前ですがこのブログを観ている方はみなさんイームズに関して詳しいわけじゃありませんから。
一から何でも説明しますよ。
 
ということでハリスツイードシェルチェアのこのベースについて。
 
 
あ、その前にどうでもいいですが白背景に切抜きしてみました。
何かに使いたかったらどうぞ。
 
それで、この低いベースについてよく「見たことない」と言われます。
それもそのはず、このベースはHerman Miller現行品にはラインナップとして存在しません。
 
書籍:THE HERMAN MILLER COLLECTION THE 1955/1956 CATALOG

昔はあったんです。
LARという仕様にこのベースが付いていますよね。
 
このベース、資料には「・・・lounge height, with wire cage base」と書かれています。
正式名称はそうなのですが、通称”ラウンジベース” ”キャッツクレイドル”ごくたまに”ローロッド”なんて呼ばれています。
キャッツクレイドルってのはあまり馴染みのない名称ですが、意味は”あやとり”です。
っぽいですよね。この年代って見た目で相性が付くことが多い気がします。
シェルチェアのことをスクープと読んだりとか。
 
それでこのベース、ダイニングチェアとしては低すぎるので使えませんが、ラウンジ、つまりくつろぐように設計された高さなので、一息つきには最適なすわり心地です。
お部屋にちょこんと置いてあるとマジ素敵ですよ。
 
 
今回ハリスツイードにつけているのはレプリカの新品です。
シェルチェアはヴィンテージなのですが、このベースをヴィンテージで複数揃えるのは難しく、価格も相当高くなってしまうので現実的ではありません。
使う分にもベースは新品が安心ではありますしね。
 
 
現行Herman Miller製でもアームシェルにこのラウンジベースが復刻したら売れるのに~と思ったりします。



case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950

0 件のコメント :

コメントを投稿