ネルソン展に行って思ったこと 2014/8/10

台風の影響がもろに出た土日でした。
と嘆いてもうちだけに限った話じゃないですし、しょうがないと割り切るしかないですね。
こんなときもあります。
 
このブログをご覧の中には行かれた人も多い気がします。
かなりレアな製品も置いてあったので、どれも欲しい!と憧れるじゃないですか。
 
ネルソン展見たし!物欲MAX!
よーしネルソンの製品買っちゃうぞ!
 
となっても実際問題ジョージネルソンアソシエイツ関連の製品って、現行品でもそこそこ値段がするものが多いです。でかい家具も多いですし。
 
 
VItra製
そうなると一番買いやすいのがやはりクロック類でしょうね。ボールクロックかサンバーストクロックが二大定番ですしょうか。
ネルソン展にも壁面一面にクロックが飾ってありました。なぜか新品とヴィンテージが混ざって。多分あれですね、全部ヴィンテージが用意できなかったのでしょう。当時製品化に至ってない時計もあるので、それはしょうがないですけど。
 
元から詳しい人や、ネルソン展に行かれた人ならご存知だと思いますが、実際ネルソン自身がデザインしたプロダクトって少ないんです。
彼はディレクションの天才ですね。
イームズもそうですが、自身のオフィスでデザインされたもののクレジットがイームズとなるわけです。
最近ネルソン関連の製品は細かくデザイナーを表記するようになりましたね。
以前はマシュマロソファもネルソンデザイン。って表記でしたが、今はアーヴィン・ハーパーと表記されています。これからの流れを作っている最中なんだと考えます。
そのうちアーヴィン・ハーパーのジェネリックです!とかわけのわからないことになるかもしれません。
 
 
ボールクロックなんかもアーヴィン・ハーパーがデザインしたってジョージ・ネルソン展でもハーマンミラーのHPにも書かれています。
 
 
あれー?でも、もともとボールクロックのデザインの由来って、
 
ある日ネルソンの仕事場(自宅だったかな?)に遊びにやってきたバックミンスター・フラーとイサム・ノグチが、ネルソンとともに時計のデザインを一晩中あーだこーだーやっていて、翌朝二人が帰った後にネルソンがボールクロックのデザインを発見した。
 
って話じゃなかったでしたっけ?
 
ネルソン曰く「あんなデザインをするのはノグチだろう」って。
 
 
ちょっと待ってください。資料見ますね。。。
 
 
・・・うん、大体合ってました。
 
 
正確には、
 
ネルソンの仕事場にノグチとフラーがやってきて、ネルソンが制作中の時計をノグチ、フラーが口を出し始め、酒を飲みながら深夜までアイデアバトルを繰り広げ盛り上がったそうです。
翌朝ネルソンが宿酔いの頭で出勤すると、そこにはボールクロックが・・・!
 
ネルソン曰く「いまだに誰のデザインなのか分からない。私じゃないのは確かだ。ふたつのバカなものを合体させて傑作を生み出す天才、ノグチの仕業に違いない」
 
でした。
 
 
最終的な仕上げをアーヴィン・ハーパーがしたってんなら間違いじゃないですけど。
 
正確なことは当時を、そして彼ら自身を知るものにしかわかりません。
はたして真相は。
 
なんにせよデザインの由来を知ってから買うと愛着もひとしおですよ。
永くものを使うにはそれなりの”気持ち”が必要です。
 
 
 なんかとりとめのない内容になったのですが今日のブログはこれで終いです。 
 
 
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