アーヴィン・ハーパーってどんな人 2015/8/7


さて、昨日お伝えしたのですが8/4にアーヴィン・ハーパーさんが99歳でお亡くなりになりました。
もう少しこの人がどんな人だったかを伝えたいと思います。それで偲びましょう。

私もアーヴィン・ハーパーさんのことを詳しい訳じゃないのでさわりだけですが・・・


ここからの写真は全て 書籍 IRVING HARPER WORKS IN PAPERの直撮り
アーヴィン・ハーパーさんは1947年~1963年までネルソンオフィスのデザインディレクターを務めていた人です。
彼はグラフィックデザイナー、インダストリアルデザイナー、建築家、ペーパーアーティストと多岐にわたる才能を発揮していました。


Hじゃないですよ。Mですよ。
特に有名なのがハーマンミラー社のロゴマークをデザインしたことですね。
商品の広告宣伝用のグラフィックを作成したりもしていました。


プロダクトだとボールクロック、マシュマロソファ、シンエッジグループなんかもハーパーさんのデザインだそうです。
サンフラワークロックとか他のネルソンクロックもそうみたいですけど、ちょっと確実ではないです。
ハーフムーンランプとかネットランプとかほかいろいろもそうみたい?


アーヴィン・ハーパーがデザインしたとしても、ネルソンオフィスからリリースされたものは全てジョージ・ネルソンのクレジットになります。だから今までデザイナーはジョージ・ネルソンとなっていました。
ネルソンに限らず、イームズもそうですし、ほかの事務所もそうだと思います。
だから独立するってことになるんでしょうね。ベルトイアなんかはまさにそうらしいじゃないですか。

どうして以前とは違いアーヴィン・ハーパーの名前を出すようになったのか、クレジットを変えたのか私にはわかりません。憶測はあるんですけど。
なにか複雑な事情や思惑があるんでしょうね。

ちょっと話はそれるのですが、たまに見る、「デザイナーにロイヤリティを払わなくていいから安く作れるんです!」みたいな商品があるじゃないですか。あれはちょっとおかしいんですよ。

確かにデザイナー自身はすでにこの世にいませんよ。

でもハーマンミラーもヴィトラもロイヤリティ払ってますからね。イームズならイームズオフィスに。ネルソンならネルソンファウンデーションに。
クレジットの問題となると、本人じゃなくて事務所に払うってことで筋が通りますから。ロイヤリティ払わなくて良いってことではないです。

はい、話を戻します。


今は例えばボールクロックなんかはハーマンミラーストアでもデザイナーがアーヴィン・ハーパーになっています。
http://storesystem.hermanmiller.co.jp/fs/hmjapan/accessories/AVMVIT20125003

今後はこうやって彼の名前をどんどん出していくんだと思います。
※ボールクロックについてはこんな話も。


ペーパーアーティスト、紙の彫刻家と呼ばれたのは、彼がこんな作品を作っていたからです。


すごいですよね。
彼はアフリカの民芸品が好みで、その影響が作風にも色濃く出ています。

緻密かつ根気のいる実にアーティスティックな作品類です。


そんなわけで、アメリカンミッドセンチュリー期の代表作をデザインした非常に貴重な人物です。
少しでも伝われば。

ご冥福をお祈りします。


case study shop nagoya
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TEL : 052-243-1950

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