たまに10年以上前の本や雑誌をひっぱり出してきて、以前はこうだったんですね~みたいな話を書いていますが、じゃあもっと以前の本にはどんな内容が書いてあったのか。
ちょっと面白いモノが見つかったので書きますね。
今回はこの本です。
懐かしい感じ。
図書館とかでありそう。
第1版が昭和50年。という事は1975年。今から38年前の書籍です。(この本自体は1976年ですね。)
ふるい!ちなみに1975年の出来事はこちら→1975年wiki
本の内容は特筆すべきところがないので省きますが、ところどころに家具の紹介ページがある中に、見覚えのある椅子がありました。
これです。
『成型プラスチックとステンレスを組み合わせた西独製休息いす。近代的なデザインと軽いのが特徴』 (スチールじゃなかったっけ?)
『西独製休息いす』と身も蓋もない紹介分が書かれていますが、我らがイームズのシェルチェアです。社名ぐらい書いたらいいのに。
この年代では、イームズなんて名前は誰も知らないものなんだったんだなと実感します。
実際、私が以前勤めていた会社の社長(ミッドセンチュリーの重鎮)に話を聞くと、ミッドセンチュリーブームが来る前にイベントをやっていた時は、だーれもイームズなんて知らなかった。なんて話を聞いたことがあります。
いまでこそ『イームズ』がブランド名の如く扱われていますが、この名前が周知されたのはまだまだ最近なのですね。 (イームズブランドってなんなんでしょうかね。)
ところで米国製じゃなくて西独製となっているのは、Vitra社製だからだと思います。
シェルチェアってHerman Millerが作っている物じゃないの?って思いますよね?
そうなんですけど、Vitra社も50年代の後半からシェルチェアを作っていました。
この辺の話はまた今度書きますね。
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