読めますか? |
この雑誌(切抜き)はモノマガジンの338号なので、今から14,5年ぐらい前の内容です。
おー、バースツールがばっちり写っていて分かりやすいと、ついでに内容も読んでいたのですが、注目はここ。
「レプリカ(リプロダクト)にはハーマン・ミラーのロゴが見える。」
え?なに?ハーマンミラーがリプロダクト?どういうこと?と混乱する人多数だと思います。
なにもこのDCWに限ったことではありません、当時2002年にイームズのシェルチェアがポリプロピレンで復刻した時もリプロダクトと紹介されていました。
リプロダクト、あるいはリプロダクションは読んだ文字のとおり、"Re"product・"Re"productionという意味なので、再現、復刻等の意味を差します。特に前者はリ・プロダクトなので、もう一回製品として再現するという意味が強いですね。
いまでこそ「リプロダクト」は模倣品の代名詞みたいになっているのですが、そう!本来は正規なメーカーが復刻する商品の事を指す言葉だったのです!(したり顔)
それがいつの間にかリプロダクトが意匠権の切れたデザインなのでうんちゃらかんちゃらとかいう表現に使われるのが一般的になっちゃいました。
この雑誌が発行されていた時代は今みたいに、安物が大量に出回っていなかったのでしょうね。
なので、海外正規メーカーのホームページなどをみたりすると、ところどころにリプロダクトとかリプロダクションという表現を使っています。
本当は正しい意味なのですが、日本ではもはやネガティブなイメージがついているので、マイナスな表現のため国内では使われなくなりました。
まあ今更リプロダクトは本来の意味で使おう!とか叫ぶつもりはないので、参考として知ってもらえると良いかなっと思って書きました。
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