カルフォルニア・デザイン

写真なんでエレファントやねんという人は先を読んでもらえれば分かります。
 
カルフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-
 
という展覧会が行われます。
こんな催しがあるなんて全然知らなかったです。
どこで知ったかというと、目黒の社長がこの件でインタビューを受けたと私に話してくれたからです。
 
この展覧会、良い傾向かなと思いました。
 
カルフォルニアデザインという切り口は今までなかったと思います。
いや、あったと思いますが、ここまで大規模なモノはなかったと思うということです。
リンクの説明にも書いてある通り、第二次世界大戦時にFRPや成型合板の大量生産技術が生まれました。
これはイームズの取り組みでもあり、彼は当時レッグスプリントを製作大量流通させ、その技術でのちにDCWやチルドレンチェアなどを作りだしたのは有名な話ですね。
リンク先にあるイームズエレファントの展示はこの為です。
 
以前から北欧北欧言われていますが、こういうのは”ブーム”みたいなものなんですよ。
この新たなアプローチの仕方によって、アメリカンミッドセンチュリー、くるかもしれませんね。
私も東京に行ったときに見に行こうと思っています。
 
 
あと、余談なのですが。
イームズエレファントのこの世にオリジナルは2体しか存在しないそうです。当時でも販売されていたモノではありませんでした。
今回の展覧会に展示されるのはそのうちの一体だと思うので、貴重な機会です。
いまだと一番上の写真のようにVitraがポリプロピレンで製造して復刻販売していますよね。
これは2体のうち1体を保有するイームズオフィスとの協力により生まれた正規復刻品なんですよ。
つまり、オリジナルと元にして復刻している訳です。もちろん子孫公認で。
でもこのイームズエレファントにリプロダクトとかジェネリックいう名目で販売している商品があります。
でも当然ですが、オリジナルを基にしている作っている訳ではありません、大方Vitraの復刻品を基にしている訳だと思います。というかそれしかないと思います。
それで「意匠権は20年なので誰が作って販売しても~」ってのはなんだかな。と正直思ったりします。
 
 
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