良い家具、好きな家具というものが家にあると心が安らぐんです。心にゆとりもできる。ゆとりのある心がある人は他人にも優しくなれます。そんな人が増えれば素晴らしい社会になりますね。
風が吹けば理論です。
急にどしたんだよってことを書きましたが、今日はよく聞かれることについて更新します。
今回は新品復刻のシェルチェアを使っています。モールが柔らかいので。 |
まだ今はヴィンテージやユーズドの流通が基本でしょう。
この生地張りシェルチェアですが、生地をガバッと取れるんじゃないのか?そしたらツルツルのシェルチェアになるんじゃないのか?そしたらカバーも取り付け出来るんじゃないのか?ってことをよく聞かれます。
それはですね、やろうとする気持ちがあれば出来なくもないって感じです。
実際は難しいでしょうけどね。
そもそも生地張りのシェルチェアはどんな内部構造になっているかです。
この縁のモールを少しはずしてみましょう。
外れるんです。
生地とモールは写真のように縫い合わせだけで、モールは接着されていません。
で、外すと。
こうなっています。
見えますかね。
シェルチェアにピタッとベージュっぽいものがくっついていますよね。
これが売れたんです。違う、ウレタンです。
生地張りのシェルチェアは座面にウレタンが接着されているんです。そのウレタンに生地が接着してあります。
なので、モールを外して生地を剥がしてもウレタンが接着されたシェルの状態になるだけです。
このウレタンをシェルチェアから剥がすのが超大変なんですよ。シェルチェア本体にダメージを与えずに剥がすには少しづつ少しづつ剥がしていくしかありません。
でもヴィンテージのシェルチェアはウレタンが古くなっているのでボロボロになるんです。それが大変。
全く綺麗な状態なシェルチェアにするのは至難です。至難っていうか面倒っていうか。
それにウレタンをきれいに剥がせたとしても艶は戻りませんしね。
あと、シェルチェア自体にナットが埋め込まれているタイプは生地を剥がすと、座面表面にナットを固定している状態がみえてしまいます。
そんなわけですので、やる気のある人はいろいろ試してみてください。
生地が本格的にダメになったやつだけにしたほうが良いですよ、もったいないですし。
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