そんな#8以外にもイームズがかかわったCASE STUDY HOUSEがあるんですよ。
今日はそんな話します。
イームズハウスと言うとチャールズ&レイ・イームズの作品として有名だと思います。
でも実際はエーロ・サーリネンとの共同設計なんです。
イームズハウスって呼ばれているのは、イームズの家だからそう呼ばれているんです。
当時、実は、イームズとサーリネンはケーススタディハウスプログラムとして二つの建築を造っています。
EAMES本の直撮り |
CASE STUDY HOUSE #8がご存じ通称イームズハウスで、
CASE STUDY HOUSE #9が通称エンテンザ邸と呼ばれる建築です。
エンテンザは人の名前で、雑誌「アーツ&アーキテクチャー」の発行人なんです。
ジョン・エンテンザさん。
これもEAMES本の直撮り |
この#8と#9は隣同士に建てられました。
どちらも近い雰囲気を持っていて、どちらも魅力のある建物です。
そしてEAMES本の直撮り |
隣同士ってことがわかりますよね。
奥にイームズハウス的な物がみえますよね。
現在はこんな風に見通しがよくありませねん。
木がわさわさ茂っているのでまったく互いからは見えなくなっています。
私がイームズハウスに行った時にこの門の写真を載せていますが、この門の向こうにこそエンテンザ邸があるんですよ。
現地で私はエンテンザ邸に気づいていません。
最近まですっかり#8と#9が隣同士だということを忘却していました・・・
「205って書いてあるから住所的にはこの辺だな」じゃないですよね、「あ!エンテンザ邸だ!」ってテンション高く書いておかないと。
そして現地で気づいておかないと。なにをやっているんだか。
ただ現在エンテンザ邸は私有地なので見学とかはできません。というか、人の家を見せてくださいって言うようなものなので、見学と言う概念すらおかしいのかもしれません。
それに、どうやら昔の面影は無いらしいです。増築とかしているみたいです。グーグルアースで見るとよくわかります。つまり、完全に他人の家ということです。
セキュリティもあるので、近づくのもまずいみたいですよ。現地では覗き込みたいけど無理か・・・ってしていました。 (エンテンザ邸だと気づいていなくても見たかったんです)
そんなわけで、イームズハウスはイームズが作ったからイームズハウスと呼ばれているわけではありません。
イームズさんが住んでいたからイームズハウス。
エンテンザさんが住んでいたからエンテンザ邸。 (別にエンテンザハウスでもいいです)
イームズとサーリネン、3人の共同設計で#8と#9が建築された。
このぐらいは覚えておくと良いかもしれません。
ところでサーリネンハウスはどこですか?
お父さんのエリエル・サーリネン邸はフィンランドにありますもんね。
エーロはどこでしょうか。
case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950
MAIL : info@casestudy.co.jp
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