ウームセッティの話が何故か反応が良かったので、この流れでウームチェアのほうの試作品の話でもします。
最近多い試作品の話シリーズです。
modernism spring 2007 直撮り |
これクランブルックアーカイブのフォトグラフィーです。
写真自体は雑誌の直撮りですけど。
張りぐるみじゃなくてプライウッドフレームのままに、表面だけウレタンと生地が張ってある仕様です。
なにせこのベース先のグライズがデカくてかわいい。おもちゃみたい。
もう一個試作。
modernism spring 2007 直撮り |
ベースがヘアピンレッグみたいになってますよね。
ヘアピンレッグという呼び名はネルソンのデイベッドで似たのがあるのでそう表現しました。
ヘアピンみたいなレッグ。
プロトタイプは面白いですよね。
試作ついでのちょっとしたストーリーも書きます。
ウームチェアの話。
1940年代の話。
Knollでグラスホッパーチェアが完成したあとに、エーロ・サーリネンさんとフローレンス・ノルさんは新しい椅子のシリーズを議論していました。
グラスホッパーチェアもエーロの椅子なんですけど、とにかくそんな椅子があったんですよ。わからなくてもそこは飛ばしますね。
それで、エーロは3つだけ提案したんです。
エーロは当時こういった問題にたいして何百も提案するということで知られたデザイナーでした。
でした。らしいです。
それが3つ。厳選。
その3つが70シリーズということで、71 Side Chair と 72 Arm Chair。
そして73 Lounge Chair。後のウームチェアです。
71と72は今まで何度も説明しましたね。
知らない人はこっち見てください→ http://case-study-shop.blogspot.jp/2015/05/72-2015512.html
グラスホッパーチェアも載せてますよ。
そんな訳であのシリーズなんですよ。ウームは。
張りぐるみボディシリーズ。
知っておいても特に得はないでしょうけど、いつかこの知識が役に立つときが来るかもしれませんね。
ありますかね。
case study shop nagoya
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