前々回 シェルチェアの素材の選び方 http://case-study-shop.blogspot.jp/2016/08/2016826.html
前回 シェルチェアの脚の選び方 http://case-study-shop.blogspot.jp/2016/12/2016121.html
の続き。
今日はアームシェルかサイドシェルかについて。
以下画像はHerman Miller Japah Hpから http://www.hermanmiller.co.jp/content/hermanmiller/apac/ja_jp/home/design-resources/images.html?text=Herman%20Miller:Products/Eames%20Molded%20Plastic%20Chairs |
肘を置きたいかどうか。
あと見た目がどっちが好きか。
終わり。
とまあ単純な話なんですが、そうでもないのでもうちょっと書きます。
ダイニングチェアとして使うときに、必ずしも肘を置けた方が楽で良いかというと、それは違うんですよ。これはやってみたらわかります。
肘掛の高さが床から660mmぐらいあるので、ワイヤーベースでですよ、珍しいケースではあるのですがテーブル天板の高さがそれ以下だと収納できません。自分の腕を置いたままテーブルの下に滑り込まれるのは難しいケースが多いと思います。・・・意味伝わります?
それから、肘掛がある分、横から座りづらいので、テーブルからたくさん椅子を後ろに下げないと自分が座れません。背面にすぐ壁があるなどちょっと狭めなスペースがとちょっとちょっと大変です。
それから、二台以上アームシェルを並べるとかなりの広さを要します。シェル自体の横幅が635mmなので二台だと×2で1270mm。そこに互いのゆとりと左右へのゆとりも考えると、もっと広いテーブルじゃないと満足には行けない気がします。
要は、テーブルやデスクのサイズに合わせてケースバイケースで選んだ方が良いってことです。
そのうえで肘掛が必要かどうか。
生地が貼ってあるともっと肘掛部分が厚くなるので注意が必要です。
それから、アーム関してはロッカーベースがありますよね。
昔はサイドシェルでもロッカーベースがあったんですけどね。需要がなくなったからか人気の問題かはわかりませんが今は新品で販売されていません。
これはまあゆったりリラリラするためですね。
ラウンジチェアほどデカくて豪華じゃなくて、それとなく置いておいて見た目にもフォトジェニックで座り心地も良さげな物っていうとこれが選択肢の一つになると思います。
そうした場合はいずれにせよアームにしかロッカーが無いのでこれってことです。
あと余談として、シェルチェアはアームシェルが最初で、その次にサイドシェルが作られたって経緯があります。むかしのはなし。
それもあって個人的にですが、アームシェルの方がよりオールディーな感じがしますけど、しないです。気にしないでください、私の話です。
細かい話、アームシェルとサイドシェルはシェル違いで脚を共有していないので、サイドとアームとでは脚の広さが違います。ワイヤーもダウェルも。
現行のハーマンミラー社は手間のかかることをやっていますが、多分、そうしたほうがバランスが良いってことで判断してこうしているんでしょうね。大変。
なんか、参考になったら良いです。
さて、ここまでいろいろ書いてきましたけど、どうですかね、こういう話って。とりえずシェルチェア編は終わりです。
今度また別の家具で書くこともあるかもしれません。
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