さらっとは説明したことがあるのですが、case study house(ケーススタディハウス)ってなにかってことです。
そして、それに繋がってeames house(イームズハウス)ってなに?ってことも書きます。
"ケーススタディハウス(CSH)"は1940年代からアメリカの西海岸で始まった実験的住宅プログラムで、雑誌「アーツ&アーキテクチャー」により提案・スポンサーされました。
第二次世界大戦後の住宅需要に備え、当時の著名な建築家たちの手により、実験的かつ革新的な住宅となる建築を、多くはロサンゼルスに建てられたんです。
現在でも20世紀半ばのアメリカ近代建築の重要建築物です。
プログラムに参加したメンバーは全員同誌の発行人編集長であるジョン・エンテンザさんから招請されて応じた人ばかりで、リチャード・ノイトラさんやピエール・コーニッグさん、クレイグ・エルウッドさん、チャールズ・&レイ・イームズさんにエーロ・サーリネンさんなどそうそうたるメンバーにより手掛けられました。
CSHにはそれぞれにナンバー(#)をつけ#28まで存在しますが、未建築のものも複数あります。
書籍case study houseカメラ直撮り以下全部 |
上写真はCSH#21です。この写真があまりにもアイコニックでしょう。
最高です。
ジュリアス・シュルマンさんが撮影したことでも有名ですね。
こちらはリチャード・ノイトラさんのCSH#20です。
ベイリー邸。
↓
↑の内装。
建築だけでなく、内装、家具インテリアも目を奪われるまさにケーススタディです。
年代的にハーマンミラーやノルが多いです。
どれも素晴らしい建築・インテリアばかりです。
そのCSH#8とCSH#9をロサンゼルスのパシフィックパリセーズにて、イームズとサーリネンの共同作業にて建築されたんです。
case study house #9 |
これは自分撮りです |
もともとはcase study house #8であるところを、自分たちで住んだことからイームズハウスと呼ばれるようになったわけですね。
実際に住んでいたそうですよ。 ※最初から自分たちの家として設計していたのかは知りません。
当時の職場は同じくロサンゼルスのワシントン通りにあったイームズオフィスです。
イームズ夫妻はもうちょっと細かく説明すると、ロサンゼルスのデザイナーということですね。西海岸。
ここら辺のことはぜひ覚えてもらいたいところです。
CSH#8と#9は以前もうちょっと詳しく書きましたね。
http://case-study-shop.blogspot.jp/2016/02/2016216.html
case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950
MAIL : info@casestudy.co.jp
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