ラフォンダは椅子の背と天板が同じ高さ


インテリア 3月号 以下も

これはイームズラフォンダチェアです。とラフォンダテーブルです。


もうすでに日本では新品が存在しないので話だけなのですが、ラフォンダチェアは1960年にニューヨークに開業した南米風レストラン「ラ・フォンダ・デルソル」のためにイームズさんがデザインしたチェアです。あとテーブルです。このテーブル、木天板ですけど、こんなのなんですよ、もとは。

ラフォンダをジラードさんが手掛けたので、家具をイームズさんに依頼したって感じです。

シェルチェアではあるのですが、背もたれが低いですよね。
これは、テーブルと面を合わせるためです。テーブル天板とチェアの背の高さが同じ。

こうすることで、並べた時にでっぱりが無く平面が広がるために、見栄えがよろしいとかなんかそんなような理由でそうしたって話です。

そしてこのベースがラフォンダの特徴ですよ。これこそラフォンダベースです。


この写真は1961年の雑誌の写真なので、昨年オープンの光景を載せているわけです。最新のニューヨーク事情ですよ。なんかすごい。


ちなみに雑誌はこれ。





左のページにはイームズハウスの写真が掲載されているのですが、ふと思ったのは、天板の高さに合わせてこのプライウッドチェアにしたのかなとか思ったり思わなかったり。

彼らはもしかしたらそういった目的で自身の家具を選んだのかもしれませんね。



でもコントラクトテーブルとプライウッドチェアって高さが合わなくない?と気づいた人はすごいですね。
そうですよ、高さが違います。
でもイームズハウスにあるコントラクトテーブルは、ベースが670ベースといって、イームズラウンジチェアと同じベースを使っている珍しいタイプなんですよ。

だから高さが合うんじゃないですか?


あれですよ、テーブルとイス、高さを揃えて選んでみるのも良いかもしれませんね。

ちょっと難しい要望ですけど。


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