ストライプと真鍮のシェルチェア


ヴィンテージのハーマンミラー製イームズサイドシェルをマハラムのトゥーストライプ(アレキサンダー・ジラードさんの)で張り替えたものです。
そこにヴィンテージのハーマンミラー製Xベースを真鍮にメッキ仕上げしたものを装着してみました。

見た目の奇抜感がマックスです。私は美しいと感じますよ。
何処となく高級感がありながらもクラシック感もありますので、そうですね、私だったら19世紀のフランス家具が中心の空間なんかに織り交ぜたら格好良いと思っています。

いつかこのセンスに需要が生まれると良いですね。


ほらXベース。

Xベースの何が良いって、脚が長いのでスタイルが良く見えることです。

そのかわり座面が高すぎて大抵の人が座った時に足が地面につかない問題が起きますが、私には関係ありません。(身長180cm)
「お前が良いからなんなんだ」って話ですよね、すいません。

この椅子もクッションがありますし座面高が470mmもありますよ。


ちなみにマハラムのテキスタイルを使っていますが最近作ったものではなく、ずっと前に作ったものがまだあるだけです。

マハラムジャパンさんが出来る前に作ったもので、その時に在庫を持っていた生地で作っただけです。

今はマハラムの生地を張り替えた状態で店頭で販売したりはしませんよ。

マハラムはハーマンミラーのグループ会社ですから、ハーマンミラーの製品にこちらが張り替えた状態で販売するのは正規店としては宜しくないということで。


だから張替希望ならOKです。マハラムの生地でシェルチェア張り替えて作って!とかだったら。

ただ、こちらがすでに張り替えた状態で店頭で展示したり、それ自体を販売したりしていません。

考えればこんなのも作れるということですね。


でも、あんまりこういったものはやりすぎないようにしているんです。
先日のロロスツイードも相当久しぶりに張り替えたシェルチェアを作ったのですが、シェルチェアを使ってただ生地を使って張り替えればいいってもんじゃないですよね。

相当慎重にやらないと、せっかくのイームズシェルチェアが損なわれてしまいます。
今回の写真のシェルチェアだって、似たものは安っちい生地でゴールド塗装で張替のモールも縫わずクオリティも低かったら作れます。
それをやったらシェルチェアが死にますね。

やればいいってもんじゃないですから。

やるからには最上の仕上げです。それでこそです。


ということで、この椅子の価格は¥140,000(税別)になりました。計算したら。

安易じゃないですよね。


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