クラシックアーロンチェアも終了まであと10日となりました。
なのでアーロンチェアの思い出でも書きます。
知っている人は知っている話なのですが、私はいま独立までしてこんなことを仕事にしていますが、学生の時からデザインの勉強していたということもなく、もともと家具が好きだったということもなく、20代前半に突然この業界に路線変更して知識0の状態で入ってきたんです。
だから最初はイームズのイの字も知らない人でした。
だから当然ハーマンミラー社も知らないですし、だからアーロンチェアなんて全くさっぱりでした。
最初初めてアーロンチェアを見た時は、「え!作業用の椅子が15万円以上するの!!どっひゃー!」とぶったまげたものです。
どうですか、この無知っぷり。そのぐらい何にも知らないやつだったんです。
でもちゃんとそれだけの価値のあるものだと理解出来た後は高い物だとは思わなくなりました。
値段の価値があるものですね。
なので、アーロンチェア高いし意味わかんない!という人の気持ちも良く分かります。
だからこそちゃんと一人一人にも価値がわかってもらえるように頑張っています。
しかし私がナディアパークの地下のお店で働いていたときは年間で売り上げは数台あれば良い方でした。
その時の私のアーロンチェアの印象は、良い物だけど売れない家具という感じでした。
後になって判明しますが、売れないのはその店で売れないだけでした。
アーロンチェアは昔からすごく売れるワークチェアというポジションです。
ただアーロンチェアは売れるといっても、ただお店に置いておけば売れるという製品ではないということです。なんとなくやる気を見せてお店に置いたところでほぼ売れません。
それがわかったのは自分で今の場所で独立開業してからです。
開業当初はさっぱりだったのですが、数か月後から動き出してきました。
そしてある時から今に至るまで、うちで最も売り上げのある製品がアーロンチェアとなりました。
ありがたいものです。
リマスターされたアーロンチェアにこれからは置き換わりますが、クラシックアーロンチェアの時のように、後で「あの時は」と二十年後とかに話せるように頑張ります。
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