見覚えのある人も多いかもしれないイームズラウンジチェアのイラストです。
なぜ多いかもかというと、一昨年前にユニクロさんとイームズオフィスさんがコラボった時のTシャツの絵柄の一つにこれがあったからです。
イームズラウンジチェアの構造が一目でわかる面白いイラストですよね。
「ラウンジチェアってこうなってるんだ！」なーんて声が聞こえてきそうです。(幻聴)
さて、このイラストですが、なんだか実際にラウンジチェアの設計図として使われていたものを利用したように見えなくもないじゃないですか？
実際どっちなのでしょうか。
その答えを今日！何と今日！とうとう発表します！
(そんな大げさなことじゃないですけど)
そうなんですよ、実際に当時の設計図をもとにしたものなんですよ。この写真自体は私が撮ったものですよ。
一応解像度を下げていますので、アップにしても文字などは読めないですよ。
こちらの方がもっと詳細にパーツの絵から説明まで入っています。
いやー見るだけで楽しいです。
右下見て観ましょう。
ここはアップにしますね。
UPHOLSTERED LOUNGE CHAIR "Component blowup"
デザイン自体は1955年の9月19日だったんですね。貴重な情報ですよ。
1956年はハーマンミラー社から製品としてリリースされた年です。家具は発売された年数をデザイン年とします。
意外・・・ではないでしょうが最初からイームズラウンジチェアなんて名前ではありませんでした。
あと住所のハーマンミラーファニチャーカンパニーがですね、”901 washington boulevard venice california”と書いてあるじゃないですか。
この住所は「イームズオフィス」の住所でもあるんです。イームズオフィスは別名”901オフィス”と呼ばれていました。その901は住所からとられていたんですね。
この時はLAのハーマンミラーとイームズオフィスは事務所をシェアしていたんですよ。後にイームズオフィスだけの事務所になりますよ。
それから、住所がワシントンとあったりヴェニスと書いてあったりするので混乱しますが、ロサンゼルスに違いありません。
ということで、イームズラウンジチェアの貴重なオリジナル図面と豆知識でした。
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