その昔はこんなのあったシリーズ。
書籍MID-CETURY MODERN P25 カメラ直撮り |
これはイームズ夫妻が実験的に手掛けたラウンジチェアです。本体構成をプライウッド(成形合板)で作っています。
年代的にハーマンミラー社と出会う前のことです。1944年というとすでにレッグスプリント(足の添え木)の製造会社ごと売却した後ですから、すでに家具を発表するためにいろいろ作っていた時期です。
その時の一つということですね。
もうご覧の通りこのボディを活かしてイームズラウンジチェアが後に生まれました。
特に肘掛から背もたれにかけて類似点が見られます。
決定的に違う面白い試みはロッキング(揺れる)するということでしょうか。
座ったまま座面の角度を変えられるというのは楽しそうです。揺れるというより、角度を二段階に変えられるといった感じですかね。チルトの代わりです。
レッグスプリントで培った技術と資金でこうして家具が次々と出来上がりました。
製品と完成するまでにいろいろあって出来上がるんですね。
イームズラウンジチェアがロッキングしたら面白いかもしれません。
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