東京の話 「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子」展編


そんなわけで、昨日急に東京出張することにしましたのでその時の模様を書きますね。

もう疲れてもいましたし今回は少ない目的数にしました。
昼ぐらいに名古屋を新幹線で出るというゆっくりペースでしたよ。



最初の目的地はハーマンミラージャパンさんです。
格好良いですね。やっぱこうしてインテリアコーディネートして使えるようになっていると最高です。
ワイヤーフレームのマハラムクッション良いじゃないですか。



こちらも今回の東京の目的ではあります。
かなり重要な件がありましたので私も直接訪問をして時間をとってもらったうえで話し合いをしていました。

・・・と書くとなにやら深刻さから誤解を与えそうですね・・・。

いやあの、私がハーマンミラー製品の販売を辞めるとか辞めろとかそういった類のことではないですよ。今後のこととセールスについてです。


で、その後に別件で一旦六本木に行きまして、それから銀座に戻ってきました。



もう一つの目的はここです。
「無印良品 銀座」さんです。

無印さんといえどここは普通の店舗とは全然違いますね。売っている物も客層も違います。さすが銀座。

で、目的はこの6Fです。
2019年4月4日にオープンしたばかりの「ATELIER MUJI GINZA」です。


https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g1_190726/

「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子」展 ―永井敬二コレクションより―
2019年7月26日(金) ― 11月24日(日)

”ATELIER MUJI GINZA Gallery1では、モダンデザインの歴史上、もっとも長く生産が続けられている一脚の椅子を原点に、その"DNA"を未来へ繋ぐ50脚を展示いたします。
ものがたりの始まりは、曲木技術によって量産の礎を築いた「トーネット」社の1859年モデル「No14」。それは、ムダを削ぎ落とした構造とデザイン、ノックダウン式によって輸送コストもミニマムに抑えた、当時大きな驚きをもって迎えられた椅子でした。
「No14」は今年、誕生から160年を迎えます。 曲木家具のメーカーは、原材料であるブナが生育する地域に工場を増やし、多数のバリエーションを生み出しながら椅子を量産していきます。
さらに1920年代に、「トーネット」社は「バウハウス」との連携によって、マルセル・ブロイヤー、ミース・ファン・デル・ローエらが考案したスティールパイプを曲げた椅子と、曲木に次ぐもう一つの構造革命となるカンティレバー(片持ち構造)チェアの生産にも与しました。
二つの曲げの技術は世界的に広まり、日本でもそれらの技術を応用した、独自の椅子の数々が生み出されています。 ”

HP https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g1_190726/



このようなイベントが始まるんですよ。
家具・椅子/デザイン/プロダクト好きにとっては超興味深いですよね。

ATELIER MUJI GINZA では並行してバウハウス展をやっていますし、以前はエンツォ・マーリ展もやっているなどデザイン玄人向けなアプローチは感心します。


良品生活さん、私は誰も知っている人がいないと思ったらお知り合いが一人いらっしゃいましたね。久しぶりに会うのもあって話が弾みました。
FOUND MUJIにてランドスケーププロダクツの中原さんとドイツを巡り、そのゆえあってバウハウス展をやっているそうです。

アーカイブス:バウハウス https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g2_190429/



それで今回の展示のプレオープニングイベントに参加していました。

今日7/26からの開始に先駆けてインテリアデザイナーでもあり椅子の収集家としても有名な永井敬二さんによるトークショーをしていました。

さりげなく私も行っていたんですよ。直前まで行けると思っていなかったです。


永井さんとはここで私も初めて会いました。挨拶も出来て話も出来て良かったです。

というのも、永井さん自身はこの業界で実績もある著名な方ですが、私が独立する前の会社の社長が永井さんのことを常々「師匠だ」と私に話してくれていました。
前職の社長もミッドセンチュリーブームを作った一人でもありますし実績や経験はすごいですし今や30年ぐらいやっている人でもあります。そんな人が”師匠だ”と表現するぐらいなんですからよっぽどの人なんだと思っていました。

で、昨日のオープニングイベントですが、もう経験とか知識レベルが別格ですね。
詳しいなんてものじゃありません。さすがに50年以上の歴史がある方です。まさに本当に詳しい人です。

かなり貴重な機会を貰えてよかったです。


行ける人は今回の展示にぜひ行ってください。珍しい椅子を一堂に見れるチャンスでもあります。
しかも無料なんですよ。

まあでも無印さんで買い物すれば良いですよね。


もっと椅子やデザインの勉強をしようと思いました。
あと、やっぱり色々出掛けないといけないなとも思いました・・・永井さんの世界中を巡って椅子を手に入れている話なんかを聞くともう本当に・・・私が社交的じゃないという問題もありますけどね。

実店舗があるので動きづらいんです。理想は一ヶ月ぐらい旅に出ていろいろ見てきたいです。 それやるとお客さんに迷惑がかかるのと、単純にお金の都合も出てきます。放っておいても家賃はかかりますしね。


case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950

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