そんな今日はちょっとした椅子話を。
日本人に馴染みのある椅子と言えば座椅子でしょう。
日本の家具としても紹介される座椅子は古くから床に座る文化をしてきた日本人に合わせて作られた椅子でもあります。詳しいルーツは私も知りませんが、戦後に作られたものだとかじゃないだとか。もっと古くからあると思うんですけどね。
で、最近の椅子に座るダイニング文化が当たり前になったことで使わない人たちも増えながらも、座椅子自体はロープライス家具としてむしろインテリアに興味を置かない方々にこそ好まれるものとなっているのではないでしょうか。いや私がそう思うだけなので反論がある方はすみません。
でもですね、アメリカンミッドセンチュリーモダンにも座椅子ってちゃんとあるんですよ。
ちょっくらジョージ・ネルソンさんが書いた「Chair's」を読んでみましょうか。
Chairs P160以下全部 |
ご覧の通りクッションが繋がっていますので、それを組み立てることで座椅子として使えます。
まあでもこれ座椅子と呼んで良いかって言われるとあれですけどね。
年代は不明ですが、ウォームリーさんの時点で40~60年代の間でしょう。イームズさんやネルソンサンに並ぶデザイナーですよ。
こっちはネビッレ・ワードさんがデザインしたクッションです。
考えはウォームリーさんのと似ていますが立てかけに出来る木製フレームを付けています。
かなり座椅子に近くなったのではないでしょうか。
で、今度こっちはアーネスト・ロジャーズさんがデザインした椅子です。
もうずいぶんと座椅子じゃないですかね低座椅子と読んでいいです。
スチールパイプのフレームが大げさですけど、見た目にもスッキリしていて良いです。
ただこれ、ラウンジチェアの派生だと思います。いや、シェーズですかね。寝椅子ですよ。あれをショートにしたデザインとして作ったものでしょうね。
ということで、座椅子も別にミッドセンチュリーとしておかしい要素ではないんですよって話でした。
写真のように分厚いクッションで出来たらそれが簡単ですかね。
参考にどうぞ。
case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950MAIL : info@casestudynagoya.jp
0 件のコメント :
コメントを投稿