herman miller INTERIOR VIEWS P.51 |
キッチンに併設されたダイニングテーブルの光景をチャールズ・イームズさん自身が撮影をしたものです。
現在と椅子は変更されていますが、このテーブルは今も変わらず同じものが置かれています。
このテーブル、一見イームズコントラクトベースに見えますが、よく見ると脚が違うことが気づくはずです。
気づきません?
脚のベースが5本に分かれていますよね?
それになんだかベースの形状も違うしグライズも全く通常のコントラクトベースと違います。
このベースは670 baseと呼ばれるものです。
さりげなくイームズラウンジチェアのベースと同じものなんです。
ラウンジチェアの品番が670ですからね。そこからベースも670と呼ばれています。
・・・・あれ?さっきのイームズハウスの写真おかしいですよ?
1950年と説明されていますが、それだと670ベースが1950年に存在していることになり、ラウンジチェアが1956年ですから随分後になってしまいます。
そもそもラウンドテーブルの670ベースは1957年からの仕様ですからね。
・・・写真の説明年数が違っていますね。
1950年に670テーブルが置かれているのもですが、シェルチェアもおかしいんですよね。
この年代にサイドシェルはまだないですし。
MID-CENTURY MODERN P.88 |
でもただのベースの形状違いではなく、670ベースのテーブルは天板高がぐっと高くなります。
だから背が高い人向けですね。
仮にヴィンテージで気に入って見つけてほしいと思っても、天板の高さを気にした方が良いですよ。
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