明日9/18はお店をお休みします。以前からHPのお知らせ欄には書いていましたよ。見てくださいね。
それでですね、最近思うことはですね、Knollってわかる人が少なくなったってことです。
いや、確かにいまお店にほとんど展示していないってのもあるんですが、M名古屋にいた時はなんか常識みたいな感じだったんですよ。
だからそれに慣れてしまっていました。
なので今日は初心に返ってKnollってなに?って話します。
Knoll(ノル)は1938年にハンス・ノールによってニューヨークに設立された家具メーカーです。
Herman Millerと並びアメリカンモダンデザインを代表する会社ですね。ミッドセンチュリー期に多くの名作家具インテリアを発表しました。
なので、Herman MillerとKnollは比べられることが多いと思います。
Knollはまさに高級家具メーカーで、Hemrna Millerは高品質なオフィス家具メーカーといった感じでしょうか。(私見)
まあ詳しい歴史とかはKnoll JapanのHP見るのが一番です。
KnollとHerman Millerが比べられるのはどちらも優れたデザイナーを抱えていたということにもあります。そしてデザイナーの関係に関係ある。
当時、Herman Millerはイームズ、ネルソン、ジラルドが代表選手。
Knollにはミース、サーリネン、ブロイヤー、ノール、ベルトイア、プラットナー、アルビンソンなどなどそうそうたるメンバーと仕事をしていました。さらに日本人では高浜和秀、日系でジョージ・ナカシマ、イサム・ノグチとも。
イサム・ノグチはHerman Millerからはガラスのコーヒーテーブルをリリースして、Knollからはサイクロンダイニングテーブルを販売していました。
そのなかでハリー・ベルトイア、ドン・アルビンソンはもともとイームズオフィスのメンバーでしたが、いろいろあってオフィスを離れています。その後Knollに。
ハンス・ノールはベルトイア強く誘って、やっとKnollに迎え入れたそうです。
そこでベルトイアを自由なアーティストとして創作活動をさせます。
で、56年に生まれたのが有名なダイヤモンドチェア。
当時はイームズのワイヤーチェアと似てるんじゃね?って問題視されたみたいですが、そもそもワイヤーチェアはベルトイアがイームズオフィス在籍時に多大な貢献をして作られたものだそうですよ。
そんな優れたデザイン達のおかげで「Knollの歴史はアメリカの近代デザイン運動の歴史でもある」と評されています。
そんなわけでアメリカンモダンデザインといえばHerman Miller、そしてKnollです。どっちが先かっていうかどっちもです。
もしジョージ・ネルソンがHerman Millerのディレクターを務めなかったらイームズもHerman millerと仕事をすることはなかったと言われています。
その時はもしかしたらKnollからイームズの作品が発売していたかもしれませんね。
参考になりましたかね。
case study shop nagoya
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