いつも張替えで完成したシェルの写真を撮るのを忘れるのですが、今回は撮りました。
マハラムのミラーストライプで張り替えたアームシェルです。
これはシェル持ち込みのオーダーがあったので作成したものです。
それはいいんですけど、マハラムの生地は以前から張替え難度が高いと伝えていまして、それは生地の素材が素材だからです。
マハラムの生地は柄が違うだけじゃなくて、素材もそれぞれ違うんです。
このストライプ系はウール92%にナイロン8%で作られています。
つまり、ほとんどウールの生地なんです。
だからすごく上品で繊細な生地感なんですよ。
この高級感は実物を見て触るとわかります。
ただウールの生地は伸びやすいので、柄物を曲線のあるような椅子に張るとなると技術力がいるわけです。
柄がグニャグニャになっちゃいけませんからね。
そんな訳でマハラムの生地は上質でデザインも最高なのですが、誰でも簡単に張替えできる代物じゃないですよ。という更新でした。
シェルチェアに限らずほかの椅子でも同じです。
ウールをきれいに張る技術を持っている職人なら大丈夫でしょうけど。
それでも、人が違えば技術もクオリティも違います。
誰でも同じように良いクオリティとはいかないはずですよ。
安いには安い理由もありますし、高いには高い理由があります。
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