それはすでに在庫がなかったので販売できなかったのですが、どうしてそのチェストを選んだかというと、ジュニアはチェスト部分が桐製になっているからというものでした。
着物を収納するのに良いということでです。
桐製の収納ですか。もう昔ながらの桐ダンスは需要がなくなりつつあるのですが、桐は衣類の収納には最適ですもんね。
ちょっと話がずれるのですが、桐製に限らずタンス収納類はもうあまり売れません。
すぐに思いつく理由は2つ。
一つは戸建てにしろマンションにしろ、クローゼットを造作するのが当たり前になったから。
わざわざタンスなど買わなくても、家に収納がついている(造る)ものです。
もう一つは嫁入り道具的な需要、親が子供に家具類を買い与えるという行為が減少したからです。
その昔は娘が嫁に行くとなるとトラックいっぱい家具を載せて赤白の幕を取り付けて嫁ぎ先の家まで向かうという恒例行事が存在したんです。
後者はあれですが、前者の影響は大きいですね。
昔からやっているような家具屋は羽振りが良かった時期もあるでしょうが、今の時代に対応できないと残念な結果になります。
まあ私のように後発組は良い時期を知らないし経験もしていないので、「家具は売れないものだ」という認識で最初からやっていますので、そこら辺は大丈夫です。
あると思ってやるのと、ないと思ってなるのとでは勝手が違います。
話を戻ります。
でも、桐製の収納について考えるきっかけになりました。
先述の通り衣服類の収納にはグッドですし。
そこから思い出したんです。
昔ですね、こんなのがあったんです。
紹介しているHP http://www.g-mark.org/award/describe/486
case study shopブランドで桐製のチェストがあったんです。
その名も「KIRIチェスト」
ままです。
桐製のタンスって、たいてい古臭くて良い和さがないじゃないですか。
和モダンという表現がふさわしいデザインだと思います。
これならうちのようなテイストが好きな人でも合わせられますね。
私も昔販売していたことがあるので記憶にありますが、出来は良いですよ。
仕様がこれだけあったのですが、価格は当時のものですからね。
今作って販売するとなったら価格はお察しください。
でも作ろうと思えば作るんですよね。
いくらになるか工芸に見積もりしていないのでわかりませんけど。
まあ高くなるでしょう、これより。
思い出話みたいなものでした。
桐製のチェスト、ちょっと探してみますか。
case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950
MAIL : info@casestudy.co.jp
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