ハーマンミラー社はモダンな家具で名を馳せた今でこそ世界的ななファニチャーメーカーです。
創業当時はデコラティブなヨーロピアンな家具を製造していたのはここで書いたので知られている方でしょう。いや、どうでしょう。
イームズ!ネルソン!といった家具は40年代後半からですので、それ以前のハーマンミラー社の提案するルームはどんな感じだったでしょうか。
herman miller INTERIOR VIEWS書籍カメラ直撮り以下全部 |
ギルバート・ローディーさんによるダイニングテーブル、チェア、サイドボードにミラーです。上の写真が1933年で、下が1939年。
特に最近ハーマンミラー社の家具を知った人には意外な光景かもしれませんね。
アメリカンウォールナットを利用して、こんなテイストの家具を発表していました。
ヨーロピアンというより、アメリカンアールデコの影響が色濃く残るゴシックなデザインが特徴でした。
格好良いので好きですよ。現代ではちょっと合わせるのが難しい家具だとは思います。
ネルソンさんやイームズ夫妻が参加する前は、こういったテイストの家具を製造販売していました。
それに、そこまで経営的に良かったわけでもないらしいです。
(私の意見じゃなくて、そういった記述があるんですよ。ネルソンさんをディレクターとして迎えるのに支払う資金が苦しいけど頑張った的な話があります)
そこから45年にイームズ夫妻のプライウッドチェアなどが発表されて、40年後半にはハーマンミラ
ー社から発売されるわけですから、どれだけイームズ夫妻のデザインが衝撃的だったかは一目瞭然です。
上の写真は1945年と1946年の光景です。MOMAでの展示ですね。
どうです、この変わりよう。
急に現在でも親しみのある家具になりましたけど、もう70年以上前の話ですよ。すごい期間です。
歴史が長いと多くの家具が発表されていますね。
という話でした。
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