いつの広告なのかわかりませんが(予想では1957年) 、ジョージ・ネルソンさんのEOGシリーズのデスクにスポットを当てた内容です。
デパートメントF37というのがよく分かりませんが、今とは違い紙面で家具の広告を多くしていたのでこうした内容を見て顧客が集まったのでしょう。
この椅子はイームズシェルチェアっぽいのですが、イームズシェルチェアなんです。
文章では"cheerful chair, by Charles Eames"と書かれています。チアフルチェア。”陽気な椅子”です。いいんじゃないです?イームズチアフルチェアという名前で。
普通の今見るようなシェルチェアと違う部分がいくつかあって、まずベースがイームズラウンジチェアのオットマンと同じ671ベースです。ポリッシュドアルミニウムベースと呼んだり、ピボッティングベースと呼ぶこともあるかも。品番だと「P」をつけますね。
それから生地張りの座面ですがプラスチックモールがありません。全部ビニールレザーです。
写ってないのですが、おそらくこれはワイヤーメッシュチェアなんだと思います。そこに縁の内部に針金をいれたカバーをしている状態でしょう。
ワイヤーメッシュチェアでは初期からフルカバーがありました。今はありませんよ。
この時代はペンと電話だけで仕事をしていたいんですものね。
もうこうしたデスクの需要は薄いのかもしれませんが、格好良いデザインを求める人へはまだまだアプローチできるので、復刻したらそれはそれでそこそこ売れそうな気もします。
case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950
MAIL : info@casestudy.co.jp
0 件のコメント :
コメントを投稿