ものすごい久しぶりに張り替えたシェルチェアを作りましたよ。
ハリスツイードぶり。
ロロスツイードの”ブロステイン”という生地をハーマンミラー社製ヴィンテージイームズアームシェルチェアに使用した特別な椅子です。
これは良い!
まずご存じない人のためにロロスツイードの説明から。
Roros Tweed (ロロスツイード)
ロロスツイードはノルウェー中部の山間にある世界遺産にもなった”ロロス村”で作られているウールの名称です。
冬には氷点下40℃まで冷え込むこの大地で、無農薬の牧草を食べて育つ羊の新毛を使用しており、紡績、染色、機織り、製品化までの一連の工程をラウマ社と自社とで行い、品質管理まで徹底されています。
出来上がったピュアニューウールは防寒性と保湿性に優れ、弾力のあるボリューミーさが魅力です。
また汚れに強く毛玉が出来にくいのが特徴です。
さっきの写真と角度が違います |
ちょうど向こうでこれを飲食店用に何脚も作っていたので生地を分けてもらって一緒に製作してもらいました。
まず普通はこのロロスツイードの生地だけが手に入りませんからね。それが特別です。
もちろん真っ当なルートで手に入れているんですよ。加工前の生地だけの状態です。それを解体して斜めにあえて張り込んでいるわけです。
本当に格好良いマルチカラーの生地を使ったシェルチェアはこういったものですね。
ただマルチカラーの生地を使えば良いってもんじゃないです。ただマルチというだけの生地を使うと玩具っぽくチープになりますから。センスないですよね。
対してこれはロロスツイードという生地の選択も含めて落ち着いトーンで配色も別格です。
背面のライトグレーがまた良い味だしていませんか?ちょうどワイヤーのブラックが合いますよね。
脚もわざとユーズドのロッカーベースにしました。ヴィンテージでありながらが、このロロスのマルチ際立たせると考えてです。
実際良い。
もちろん職人の手による張り替え技術ですから、非常に良く縫製されています。
クオリティは段違いですね。
ロロスの手触りや弾力を活かしシェルチェアにちゃんとなっています。
あと、モール(プラスチックエッジ)も新品にしています。
この現物は販売するために作ったものですが、これを参考にして新規でオーダーも受け付けていますので欲しい人はご相談ください
ただ同じ色のヴィンテージシェルチェアが無いので、基本的には新規で作る場合はパーチメント色のアームシェルで作ります。
あとベースは何でも良いのですが、こちらも基本的にレプリカのベースで選んでください。
ベースを他のに変更するのは自由です。
派手じゃないですよ。可愛さをアピールするためでもないですよ。
これをダークトーンの木の家具や内装に囲まれた空間に一脚置くだけで、すごく良い外しになりますし。もしくはナチュラルなカラーの空間にも相性良し、ホワイトな空間にこれ一つあるだけで主役にもなります。
興味ある人いつでもどうぞ。
一応こういったアイテムもECに掲載しておくようにします。
http://www.casestudynagoya.jp/SHOP/rorosutweed-armshellchair-rocker.html
case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950
MAIL : info@casestudy.co.jp
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