シェルチェアに合わせたシートパッドがあります


あんまりこのブログでは存在を書いていないことなのですが、シェルチェアに合わせて作ったシートパッドが店頭ではすごく好評です。
毎度毎度カラーも枚数もランダムで作っているので、あるものから選んでいただくという手法ととっています。

これは私も結構予算をかけて用意しているものなので気に入ってもらえると嬉しいです。その甲斐があります。


ところで何がどうして気に入ってもらえるかというと「デザイン」と「質」です。こればかりは実際に使ってもらわないとわかりません。
たかが敷物とは言わず、随分と違いがあるものなんですよ。

お値段は一枚¥4,800(税別)。その価値はあります。


こういったシェルチェアに合わせて作られたオリジナルシートパッドにしては現在は値段が高めと感じられることもありますが、”相対的に高くなった"だけで値段は20年以上前から変わっていません。


シェルチェアに合わせて作られたシートパッドは今やどこでも自前でオリジナルを作って販売しているでしょうが、最初に製品として販売したのはcase study shopだと聞いています。 (正しくはm/mです。当時を知っている人向けに書きます。)

どうしてそんなことが言えるのかは私の前社長に聞いたことなのですが、20年以上も前にシェルチェアに合わせて敷物が欲しいという要望をお客さんから受け、それを製品として販売できないだろうかというところからスタートしたそうです。

当時はシェルチェアに合わせたシートパッドのようなものを販売しているメーカーやショップは知り限りは無かったそうで、だから作ろうと思ったそうです。


シートパッドに合わせたパッドを作るにあたって、厚みと形にこだわりました。
厚みが厚すぎるとシェルチェア本来の座り心地を損なってしまい、薄すぎるとパッドの意味がない。絶妙の厚みとしてソファに使用する高密度ウレタンを1cmにカットして中材としました。

形はただの真ん丸にすると太ももの当たりが寂しくなり、それから何となくシェルチェアにチープ感を与えてしまいます。
こちらも絶妙な楕円加減で広すぎず狭すぎずちょうど良いです。

パッドの縁のモール部分は両面に使用する生地をカットして使用し、すべて職人さんが裁断から縫製まで一つ一つ行っています。

生地もソファに使用する国産のハーマンミラー社の生地に似たものを使用し、現在ではそれのヘリンボーン柄を大量に作っています。こっちの方が反応が良いので。


そうして発売されたときが¥4,800(税別)でして、現在もそのままの価格でやっています。

そのあとどこでも安く作られて何処でも販売されるようになったので、うちのが高く見えるようになっただけです。

こんなパッドは安く作ろうと思ったらいくらでも安く作れますからね。
でもcase study shopシートパッドを超えるクオリティで値段が低い物は見たことありません。
私としては仕入れる身なので高くつくのですが、クオリティ優先ということで当時からのシートパッドを販売し続けています。


あと、当時の話は別に証拠もないですし、そもそもシェルチェアにパッドを敷くなんてアイデアは昔からあったでしょうし、インターネットもない時代ですからご容赦くださいませ。


いまではシェルチェアに限らず他の椅子やベンチなど、様々な要望で使われていますよん。


case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950

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