パーシモンチェアは長い歴史を持っています



まえに借りて展示していたパーシモンチェアについて思いだしたのですが、そもそもパーシモンチェアのちゃんとした説明をしていませんでしたよね。

ちゃんと宣伝してないといけないなってことが最近あったので書きますね。



パーシモンチェアはジャパニーズモダンを代表するデザインの一つです。
日本デザイン界の重鎮の1人であった長 大作(ちょう だいさく)さんが1960年に日本初のラケット構造を採用し、ミラノトリエンナーレで発表された革新的な椅子を長 大作さん本人によりリデザインをしてメトロクスさんから復刻製造販売されています。

名前は「パーシモンチェア」です。 パーシモンは”柿”という意味で、柿の実を真ん中から縦に割った時の曲線がヒントにデザインされています。


そしてこの椅子は長い歴史を持っています。デザインの変換の繰り返しです。



この椅子はジャン・プルーヴェさんのスタンダードチェアが元になっているそうです。
スタンダードチェアをすべて木製にするということから1940年の後半にデザインをスタートしたそうです。

最初に製品化されたのは1953年のことで、”アート”という小さな木工所で作っていたそうです。
その後、イギリスのハビタ社でも販売が開始されます。
 

その時のデザインがこれです。
以前富山県美術館で撮影したものです。現在のメトロクスさんからリリースされているものと違いウレタンクッションではありません。
でもプルーヴェのデザインのリデザインというのはがよく分かります。


それから・・・・


もうですね、これ読んでください。メトロクスさん自身が解説しています。



本当にわかりやすいですし、このページ作るの時間がかかっただろうな・・・と感心します。


現在メトロクスさんでパーシモンチェアは3バリエーションが用意されています。


まず定番でもあるビニールレザー張りのパーシモンチェア。


それからファブリック張りのパーシモンチェア。


そしてファブリックでもツートーンになったトリエンナーレモデル。
こちらは長大作さんご自身がセレクトした二色を張ってある特別モデルです。


座り心地も良いですし丈夫で見た目もすっきりして良い椅子です。
日本の良い椅子の一つとしてうまく空間に使えると格好良いですよ。


 ECにはビニールレザーしか載せていませんから、ファブリックやカラーバリエーションについては直接ご相談ください。
https://www.casestudynagoya.jp/SHOP/persimmonchair_vl.html


長大作さん。私は結局会ったことないんですよね。
今になって思うとチャンスはたくさんありました。以前に勤めていた会社では長大作さんの家具を販売していたのと社長に親交があったのでそれに従業員として乗っかれば良かったです。

今になって思うとってことが多すぎます。

人生は後悔の連続ですね。

自分なんぞと思うのが良くない。


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