あ、そうそう、土日しかお店に行けないし~、土曜と日曜どっちにしようかなって人は今週は土曜日に来てください。
それでですね、この間載せた柳宗理ファブリックを使った謎の商品についてちゃんと書きます。
時期が来ました。
しかもですね、この商品は生地よりその本体自体が本邦初公開のCover-it-Allなんです。
でもまだ試作。
こんなの作りました!
柳宗理ファブリックを使用したシェルチェア用のカバーです!Cover-it-Allです!
生地はこの時買いました→「柳宗理が見てきたものを見てきた話 2014/9/19」
いつものカバーでしょ、はいはい。っていきなり興味を失わないでくださいよ。
これはですね、すごいですよ。
まず写真を見て気づいたと思うんですけど、なんかフニャフニャじゃないですか?
そうなんです、でもこれ別に不良品とかそんなんじゃないんです。
そもそも以前と造りが違うんです。
ペラいんです。しかし、この黒いゴムっぽい素材を使っているのが最重要。
実はですね、この黒い素材はウェエットスーツにも使われているものと同じ素材なんです。
ただのゴムと違い、耐久性が段違いで、水にも強い!ウェットスーツですから。
保温性もありますし、弾力がありますし、伸びるし、とにかく万能な素材なんです。
左が今までのカバーで、右が今回の新作。
左は生地張りのシェルチェアと同じような座り心地、外見にするために内部にウレタンを入れています。
これによって取り付けると生地張りのシェルチェアそのままになりますし、フカフカで座り心地も良くなります。
しかし、取り付けができるシェルチェアがかなり限定されます。
今回の新作カバーは薄いのでクッション性はウレタンに劣りますが、それでも厚みのある素材なのでシートパッドぐらいはクッション性があります。これでも充分なぐらい。
大きなポイントは、まず水がOK。洗える!ウレタンが入っていないので水にぬれてもOKなんです。(生地は耐水じゃないですけど)
さらに、ほとんどのシェルチェアに取り付けが可能になります!薄く伸びるので!
保温性があります!ウェットスーツ素材ですし!
丈夫!ウェットスーt(略
それに、この柳ファブリックのような生地を使ってカバーが作れるということもメリットですね。
軽く言いましたが、革命的なんです。
柳ファブリックは非常に薄いうえに目が粗いんです。
timoと同じなので、裏から柄が透けるぐらい、耐久性も低いです。
この薄さの生地は張替えでもカバーでも作ることはできませんでした。
理由は単純に薄すぎてウレタンに接着剤を付けてはり合わせると表面に接着剤がしみだしてしまうんです。
それから、中心をXの形に縫うことが難しいです。座る用としてはすぐに生地がダメになりそうですし。
そんなわけで薄い生地のシェルチェア張替え・カバーは諦めていました。
それを可能にしたのが今回の新作です!
中心部のXの縫い方が超特殊なんですけど、これが工夫なんです。
ちゃんと生地とモールを縫い合わせもしています。
手法は明かせませんが、こんな薄い生地でもしっかりウェットスーツ生地に張り合わせされています。おかげで耐久性はバッチリ。
ただですね、むちゃくちゃ大変なんですよ。これ作るの。
とてつもない工夫と工程を経てやっと完成します。
どうしてウェットスーツと同じ素材です。と企業秘密を明かしたかというと、それを知ったところで真似して作ることはまず無理だからです。
実際ここに出来上がってるんだから作れるっしょ?と思うじゃないですか?
そうじゃないですよ、物はあっても真似はできない。
でですね、柄合わせを2パターン用意しました。
どっちの柄がいいのかよくわかんなくて2種類とも作っちゃったんです。
手間すぎ!
私は右のほうが好きですけどね。
とりあえず重要なHerman Miller社で復刻したファイバーグラスシェルチェアに付けてみました。
このようにピッタリ。
そうそう、今までのウレタンカバーは復刻グラスファイバーシェルにははまらなかったんです。
復刻シェルはサイズがでかいんですよ。
しかし!新作はこのように装着できます!
証拠の後ろ側。
モールのサイズはウレタンカバーと同じです。
厚みが薄くなったので付けられるようになったんです。
ちなみにですね、この写真をみるとさっきより座面部分がへこんでいませんか?ふっくらした感じが無くなった。
新作は座ると空気が抜けるんです。
そうしてピタッとなります。
付けた直後は空気が入っているのでふっくら。
じゃあポリプロピレン製はどうかというと、
もちろん付きます。
Herman Miller社製ポリプロピレンシェルチェア。
証拠の後ろ側。
逆にこっちがちょっと余ります。モールが。
ウレタンが無い分スリムになったからですね。
ウッド脚にも。
ポリプロピレン製ですよ。
ちゃんと縁をモールにはめ込むんです。
取付ですが、誰でも簡単♪
とは私は言いません。
力要りますし、やり方があります。
が、類似が無い訳ですよ!one&only!
取り外しできることがこんなに便利だったとは・・・!と感心するはず。
本来は通常の無地ファブリックで作ったカバーで新作紹介になるのですが、都合により柳ファブリックのほうを先に紹介することになりました。
柳ファブリックCover-it-All の価格は一枚¥30,000(税別)です!
現品売りよりも、その都度受注生産しますね。
オンラインショップには載せないつもりです。
カバーは説明しないと売ることが出来ないです。
柄は2パターンのどちらかを指定してください!
通常の無地Cover-it-All は定価¥28,000(税別)の予定です。
プレ販売なので、いち早く欲しいというひとはご相談くださいね。
無地の通常カバーはいつか発売します!
ウレタン入りはそれはそれで販売をする予定です!
今回長すぎ!
case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950
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