イームズミニマムチェアの話


ひさーしぶりに昔の話でも書きましょうか。



書籍THE WORK OF CHARLES AND RAY eamesカメラ直撮り

この椅子は見たことありますか?
1948年にイームズオフィスがデザインした実験的な椅子です。名前は「ミニマムチェア(minimum chair)」です。

1948年にMOMA(ニューヨーク近代美術館)が主催したの”インターナショナル・コンペティション・フォー・ローコスト・ファニチャー・デザイン”にエントリーしたデザインです。


この椅子はメタルメッシュのシートトバックを採用し、最小の素材で快適な座り心地を実現した画期的なデザインでした。もう一つファブリック張りVer.も存在しました。

結局製品化はされていませんのでオリジナルのみ現在も保存されています。


ところでデザインをイームズ自身の固有名詞ではなく、イームズオフィスと表記したのは資料にもそう書いてあるからですが、イームズオフィスと表記するのは正しいですよね。
チャールズさんやレイさんだけで作っているわけではないですから、会社としての作品ということでイームズオフィスと表記されています。


実際このデザインがコンフォータブルな座り心地なのかはわかりません。
果たして座れる時が私の人生で一度ぐらいはあるのでしょうか。
この業界であと50年ぐらい頑張ってたらもしかしたらなにかそういったチャンスが一度ぐらいはあるのかもしれませんとかなんか希望的観測です。


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