イタリアンモダンデザインの巨匠エンツォ・マーリさんは椅子もいくつもデザインしています。
名作椅子扱いもされていますよ。
マーリさんの椅子は「合理的かつ聡明」というのが私の印象です。
製品としてセールスすることを考えられています。
そんなマーリさんの椅子の中でこれは現在も製造販売されていますよ。
デルフィーナ(Delfina)です。
マーリさんが1974年にデザインをした名作スタッキングチェアです。
スチールロッドを電気溶接した構造体に、ファスナーで取り外し可能なにファブリックを組み合わせた、コンパクトな座り心地の良い椅子です。
後の椅子業界に影響を与えた革新的な存在でもあります。
1979年にはコンパッソ・ドーロを受賞しています。
最初はドリアデ(Driade)社から発売されました。
そして現在は同じイタリアのレキシート(REXITE)社にて製造販売されています。
REXITE
Delfina
size W480 D570 H790 SH470 mm
￥77,000(税別) ※2020年2月現在
基本的にはオリジナルと変わりません。
この椅子のスタッキングチェアとしての魅力は、背と座の厚みがないため積み重ねした時に分厚くなりすぎないところと、汚れた時に取り外してファブリックを選択できることです。
(最大12脚まで積み重ね可能)
イタリアンモダンデザインの椅子として必ずピックアップされるほどのあまり目立たない名作椅子です。
興味があればご相談ください。
やっぱコントラクト向けの椅子はどうにも隠れがちです。
見た目のキャッチーさとかポップさとか無いですからね。
でも私は製品として優れているものの方が魅力的に感じるのは、やっぱり私も以前に比べて考え方が変わったからなんでしょうね。
もっと物事の本質を追うというか、如何に人に使ってもらえるかの方が興味を持ちます。
私なんぞが偉そうになに言っているんでしょうね。
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