ジョージ・ナカシマとはだれか?どんな家具なのか?


ジョージ・ナカシマのことを当たり前に話していましたが、ご存じない人も多いかもしれませんのでここで解説します。

ジョージ・ナカシマは1905年にアメリカのワシントン州スポーケンで生まれた日系アメリカ人です。

彼はワシントン大学で森林学を学んだ後、さらに建築学を学び、その後ハーバード大学大学院でデザインの勉強をするために奨学金を得てマサチューセッツ工科大学へ転校後に建築学修士号を取得しています。(バウハウスを嫌っての行動らしいです)

(コノイドチェア)

卒業後は世界一周の旅に出かけたのち、建築家のアントニン・レーモンドの設計事務所に在籍し建築設計の仕事をしていました。

その後インドに行き木匠(ぼくしょう)の精神を体験してからアメリカに戻ります。

第二次世界大戦中は日系人のため収容所に収監されましたが、そこで知り合った家具職人に家具の作り方を教わります。

(グラスシートチェア&グラスシートスツール)

戦後、ニューホープに移り住み本格的な家具製作を始めます。

ナカシマの家具は木と対話をして自然を生かした壮大な家具作りをしています。

世界的に知られた木工家具作家として名が通っています。

(ラウンジアーム)

日本との関りは1964年に来日してからです。

その時に香川県の高松に訪れ、職人たちを中心とする運動「讃岐民具連」を知り感銘を受けその一員となります。

その際に桜製作所の前会長である故・永見眞一と出会い生涯にわたるパートナーとなります。

そうして現在もナカシマの家具を桜製作所にて製造されています。

世界でジョージ・ナカシマの家具を本人了承のもと製造しているのはニューホープのジョージ・ナカシマウッドワーカーズと桜製作所の二つのみです。

最上級の木材と類まれなる職人技によって今も作られるナカシマの家具は、この世で最も優れた木工家具の一つとして数えられます。

ジョージ・ナカシマ本人は1999年に亡くなっています。

ミッドセンチュリー好きだとナカシマのデザインはKnollの印象が強いかもしれません。

いまもKnollにてラインナップがあります。


個人的に好きというか憧れていたのがジョージ・ナカシマの家具です。最高に格好良いです。

でも以前までの私には手に負えない存在でしたが、今はちゃんと向き合えるようになりました。

ネガティブな意味じゃなくて主に値段が昔の私には高かったので・・・

いまとなっては逆にこの素材でこのクオリティでこの値段で国内で買えるなんて安くないですかね?と思うぐらいです。


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