初期構想のイームズハウスの話


もうすぐイベントも始まるイームズハウス。



これによってイームズ作品に注目がまた集まるでしょうか。

ということでイームズハウスネタで一つ。


書籍EAMESカメラ直撮り

これが初期計画case study house #8です。
(case study house #8が後にイームズハウスと呼ばれるようになりました。)

当初の計画では、同じ敷地内でも現在では庭となっている場所に建設される予定でした、
その場所が斜面だったため、このような設計となっています。

建築に詳しい人ならすぐに気づくと思いますが、30年代のミース感がする建築です。
※ミース・ファン・デル・ローエさんのこと


これはこれで画期的なデザインとして名作になっていたでしょうか。螺旋階段が良いですね。

ちなみに設計はイームズ夫妻とエーロ・サーリネンさんです。共同設計ですよ。



こちらは後のエンテンザ邸(case sduty house #9)のファーストモデルです。
こちらは・・・完成形とあまり変わらないですね。



で、どうして今の場所に建てることになったかというと、もともとあったユーカリの木を残してそれを活かした建築にするためです。

70年経った今でも力強く大きな木に成長していますね。イームズハウス竣工時はこんなに大きく無かったです。

ユーカリの木は、上写真のでっかい木のことですよ。これがユーカリ。


イームズハウスは周りの環境込みのデザインですから、全体で見るのが良いですよ。


ということで、今週も頑張っていきましょう。


case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950

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