東京の話 イームズの孫によるシンポジウム編


ということで、久々にどこに行ってきた話を書きます。
以前から5/10は休むとHPで告知していましたがギリギリまで行けるかどうかの瀬戸際でした。忙しいのはありがたいことです。


今回の目的は東京の江東区新砂でしたが、まず最初に行ったのは埼玉です。




来たのはここですね、埼玉県立近代美術館です。設計は黒川紀章さんです。





なして来たかというと名作椅子がたくさんあると聞いたことがあったからです。この美術館は椅子のコレクションが自慢でもあります。

正直行くまでどういった感じなのか知りませんでしたが行って良かったです。ちゃんと椅子がたくさんありました。







特別に展示場があるとかではないんです。
通路や各コーナーに点々と置かれているんです。
結構すごいのは椅子は自由に座って良いですし、撮影もOK

少しだけ写真を載せましたがもっといくつもありますよ。
時期によってどんな椅子があるかは変動するそうなので、お目当ての椅子があるかどうかは現場で確認してください。

あと資料室の本が興味深いものばかりでした。時間がもっとあれば。




ちなみに現在の展示は「ブラジル先住民の椅子」です。



面白かったです。

ある意味では名作椅子ですね。古くから少しづつ素材や形や製法が変わり現在の椅子があるわけですから。

常設展の絵画や掛け軸も良かったです。広くはないです。
私はアートのことはよくわかりませんが、見るのは好きなので美術館に行くのは楽しいです。


お昼は併設されているペペロネさんに行ったのですが、いまの展示に合わせたブラジル料理のランチがあったんですけど、やたら美味しかったのでいった人は食べてみてください。写真は無いっす。



そして今回のお目当てはこちら。
 
ギャラリーエークワッドさんで催されているイベント「EAMES HOUSE: DESIGN FOR LIVING イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン]です。

 HP http://www.a-quad.jp/exhibition/exhibition.html

この日はチャールズ・イームズさんの孫であるディミトリアス・イームズさんとルシア・デューイ・アトウッドさんの両名が壇上に立つシンポジウムがあったためにそこにジョインするためでもあります。



イームズハウスの展示ですが、めちゃめちゃすごいです。レベルが高すぎてビックリです。
これが無料・・・?と感心してしまいます。大企業(竹中工務店さん)ってすごい。

ただ、広さとか大がかりな仕掛けとかを期待するならそれは違うのでご注意ください。
狭いですが資料的価値や貴重なものレベルとして高いです。

まずこのイームズハウスのミニチュアが凄すぎます。

※写真や動画はOKなものだけ確認してからここで紹介しています。



やばいです。作り込みが半端ないです。
本当に小さなイームズハウスなんです。内部のミニチュアも精度が高くて驚き。



私もイームズハウス内部に入ったことがあるのでわかるのですが、マジでこのミニチュアのままなんですよ。



住居じゃなくてスタジオの方まで作り込んでいます。
もうずーっと見ていられます。



大サービスで動画もお見せします。
これはぜひ現物を見て感動してください。
かかってる費用も驚きました。やっぱり高いんですね。これ作るの。



もう一個感動したのがこちら。
現物を見れる時が来るとは・・・・

この二つのシェルチェアは日本に最初に上陸したイームズシェルチェアです。



ちゃんとこうして無事に残っていることも素晴らしいです。
歴史を感じる逸品です。この2脚から日本のFRPチェアの歴史が始まりました。

他にもオリジナルイームズラウンジチェアや中を読めるアーキアンドアーキテクチャーや映像など盛りだくさんです。



孫二人によるイームズハウス250年存続プロジェクトと、イームズデザインのスピーチは素晴らしかったです。
ここで聞いた内容を私もみなさんに伝えていけるようにします。内容はまた別で枠をとって更新します。


写真の右側の男性がディミトリアス・イームズさんです。右奥の背中が写っている女性がルシア・デューイ・アトウッドさんです。彼女とは2015年にLAイームズハウスで直接会ったことがあります。

左のやつはあれですよ、私です。相変わらずここでは顔出ししません。

ちゃんとイームズ関連のTシャツを着ていっていますよ。


case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950

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