最近ここで話題にしていなかったイームズシェルチェアですね。
シルエットが素敵。椅子の背もたれのカーブが心地よいですね。
バブルランプと合わせるのがやっぱり格好良いですね。
ところで、そのイームズシェルチェアの背もたれのカーブですが、これは何を元にしたカーブがご存知ですか？
答えは簡単なんですが、これは背骨のカーブなんですよね。
このキャプチャを見てもらえばわかります。
40年代にシェルチェアが生まれた最初は粘土で型を作っていたのですが、こうして人に座ってもらってその背中のカーブに合わせて調整しています。
すでに人間工学という学問はありますので、人体にとって効率的なデザインというのは考えられていました。
粘土を合わせていって削ってちまちま時間をかけて作るので大変です。
昔はコンピューターが無いので設計も採寸も型作りも全て紙とペンと手でした。
シェルチェアの座り心地の良さは、こうした身体に合わせたカーブもあるからなんですね。
だから座るときは深めに座ってくださいね、そのほうがより良いです。
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