2016年7月31日日曜日

1000chairsの話 2016/7/31

7月終わりましたね。
来月もいつも通りでいきます。
前も書きましたけど、いつも通りがもっとも難しいです。まず出来ないでしょうね。


ちょっと今日は本の思い出を書きます。

私がこの業界に入るきっかけにもなった本は美しい椅子なんですけど、もう一冊あるんです。


それがこの「1000 chairs」です。
最近はどうか知りませんが、よく見かけた本なのでメジャーですよね。

美しい椅子のちょっとあとぐらいですかね。本屋で見つけて買ったのは。
前の店に勤めるさらに前の別の店に居た時です。

そうです、私は独立前に閉店を二回体験してます。その会社自体もダメになりましたね。

おかげさまでどうすると滅びに向かっていくのかを身をもって実感しました。
それがいま活かされています。
ダメになっていくお店も分かりますね。あ、この店やばいなって察することが出来ます。

ちょっと話がずれました。


それでこの本はタイトルの通り名作椅子が1000脚載っています。
すごい数なので覚えきれないほどですし、世の中にこんなに椅子があるんだってぐらい新鮮です。
当時はそれはそれは知らない世界だと興味津々だった気がします。


それでもっとも興味を持ったのが、イームズさんですね。
そしてシェルチェア。
これはなんだろう、すごく惹かれるしこんな椅子があるんだ!って。


美しい椅子、そしてこの本。
それでなんとなくシェルチェアを販売しているお店で働こうと思って、ちょうど求人を募集していた以前の店に履歴書を出したんです。


それが今に至るので、人生はどこに繋がっていくかわからないものですね。


case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950

2016年7月30日土曜日

イームズシェルスツールとテーブル 2016/7/30

さて、どうも最近おんなじような話ばっかり書いているんですけど、今日もそんなことを書いたりします。
あれです、高さのあるテーブルのことです。また。


窓際にテーブルとチェア。
自宅でもカフェでもオフィスでも、どこでもあったら良い光景です。

よくあるのが手前のような高さです。ダイニングテーブル。
まあこれが普通ですよね。



その奥。


見た目が素敵。
イームズシェルスツールですね。高さのあるテーブルに高さのある椅子。
飲食店とかでしょうか、見かけるといったら。


これなんですけど、見た目だけじゃなくて良い効果もあるんですよ。

なにがというと、周りの人が話しかけやすい。目線が周りの立っている人と合う。
そして、そのまま立ったまま会話に入ることがしやすい、人が集まりやすい。この高さなら椅子が人数分なくても集まって話しても違和感ないですからね。

例えばそれがオフィス内なら、その目線のまま偶発的なすれ違い仕事の話をしやすく、椅子が無くてもそのまま立ったままミーティングに入ることもできます。

飲食店なら、まあもう普通にありますが、周りと交流を取りやすい環境になります。

書いてること伝わりますか?


やっぱりこういったものは目の前で説明しないとわかりづらいでしょうね。
私の喋りと身振り手振りが一番です。


それでも何かの参考になれば。


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2016年7月29日金曜日

コンパッソ・ドーロの話と第一回目受賞 2016/7/29

7月の最後が土日なんてのはよく出来ていますね。


今日はコンパッソ・ドーロについて唐突に書きます。

この間エンツォ・マーリさんのことを書いた内容にコンパッソ・ドーロ受賞と説明したのですが、そもそもそれはなんだねってことが抜けてますよね。

だから書きます。


DREAM DESIGN No.7カメラ直撮り、内容も参考にしました
Compasso d'Oro(コンパッソ・ドーロ)とは、イタリア語で”金のコンパス”を意味し、イタリアンデザインの権威と歴史のあるデザイン賞です。

1954年にジオ・ポンティさんの発案により、ミラノの百貨店リナシェンテが創設したことから始まります。
1956年からはADI(工業デザイン協会)設立により、その時より同協会の主催となりました。
現在では世界各国に多くのデザイン賞がありますが、コンパッソ・ドーロは、世界で初めて真正の工業デザイン賞として誕生し、いまなお権威のある賞とされています。

このデザイン賞ですが、イタリアデザインのレベルの底上げとプロモーションを目的に設立された賞だそうですよ。

だから基本イタリア目線です。


そんなコンパッソ・ドーロの第一回目の受賞作はなんでしょう。


ちょっと考えてみてください。
うちのブログをずっとご覧の人は絶対に知っているはずです。何度も見てます。



それは、



「私だ」


ZIZIなんですよ。
ブルーノ・ムナーリさんのプロダクトですね。

当時ではフォームラバーに針金を入れた製法の玩具は画期的でしたし。
今あるのは2007年に復刻したものです。

賞のことを聞くと、今までこのZIZIに目を向けていなかった人も、ちょっと興味が湧くんじゃないですか?
そういうものですよね。プロダクトは背景、バックグラウンドやストーリー込みで気にいるものです。


そうしたことも伝えながら販売をするのが健全です。


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2016年7月28日木曜日

歩きながら作業? 2016/7/28

ちょっと今日はうちの店とはあんまり関係ない話で良いですか。
昨日アーロンスツールに合わせた高さのあるデスクについて書いたので、その流れでわずかに面白めの話題があるので書きたいんですよ。


ワークチェアやデスクやワーク環境の話をいろいろ話をしているなかでよく、人間的には正しい背骨は直立している状態なので、立っていたほうが良いんですよ、歩いているほうがより良いんじゃないですかね的なことを話します。

「なんだったら歩きながら、そうですね、ランニングマシーンにテーブルでも付けてパソコンやったらもっとも良いんじゃないですかね」

ってたまに言います。





このこと半分ぐらいは冗談で言っていたのですが、







私じゃないですよ
存在するんですね。
インフォゲートな名古屋さんに置いてありました。

初めて見た時笑いました。


私じゃないですってば
しかもデスクの高さ調整まで出来る。

優れもの。

世の中いろいろ売っているものですね。

オフィスに一つは置いてあると重宝しそうですし、受けそうです。


それだけです。


じゃ、また明日。


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2016年7月27日水曜日

アーロンスツールの話 2016/7/27

しかし涼しい夏ですね。
快適も快適。


アーロンスツールの肘掛けありVer.が新たに展示されています。
いわゆる普通のアーロンチェアのスツール版です。見た目も良い。

これこそまさにアーロンスツール!って感じです。

以前ブログで書いたのは肘掛の無いチタニウムのアーロンスツールでした。こっちの方がわかりやすいですね。


Herman Miller
Aeron Stool (Low Stool) B size
¥184,000 ~ ¥221,000(税別)
size W675 D470 H1145 ~ 1260 SH620 ~ 735mm
 
 
Herman Miller
Aeron Stool (High Stool) B size
¥193,000 ~ ¥231,000(税別)
size W675 D470 H1210 ~ 1375 SH700 ~ 865mm


アーロンスツールは、背の高いテーブルに合わせて使用するものです。
これだと、立ったまま座らず作業をしたり、座って作業をしたりを繰り返せます。

造作のテーブルに既存のワークチェアの高さが合わないと時にも活躍しますよ。


最近は高さがある、こういったスタンディングで使えるテーブルの認知も需要も高くなってきた気がします。
立っていたほうが身体に良い!効率が上がる!ということで、全員スタンドで仕事をしているオフィスを先進的みたいに紹介されたりとか。


そういえばですね、7、8年ぐらい前ですかね、インターネット上の記事で見た気がするのですが、とある大手国内会社内には椅子が無いことを紹介していたんです。それについてネガティブにとらえる反応が多くて、辛い職場だとか、社員を奴隷扱いしているとか極端な風に紹介されたり、散々だったことを覚えています。 (私は記事を読んで、ただへ~って思っただけです)

しかし、今となっては身体的には正しかったということですね。効率に関しては確実なことは言えませんが、上がるときは上がると思います。


ただ、立ちっぱは足が疲れたりするので、やっぱり座ったりはしたいものです。
さすがに寝ころんでは仕事やりづらいですし。

そんなわけで、こういったスタンドで使えるテーブルの需要はこれからも増えていくでしょうね。
新たな職場環境を作るという場合は考えやすいので、ちょっと頭の片隅に置いてみてください。昇降できるデスクでも良いですし。

でも既存の職場環境をこれに変える場合は、かなり家具類を買い替えをしないといけないので、スツールじゃないワークチェアを変えるのが良しですよ。


時代が変われば認識も変わる。


スツール系は何がどう使うのか相談ありきだと思います。じゃないとせっかく買っても使いこなせないです。
私が思うには。ですよ。


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2016年7月26日火曜日

カルテル終了です 2016/7/26

最近は頻繁に午前に仕事があるので、早起きする日が多いです。健康的で良い。
副業とかじゃないですよ、本業です。本業というか、私はこの仕事以外ありませんけど。


さて、この話はまだ先のことなのですが、それでも今のうちからお知らせしておきたいことがあるので書きますね。


うちはKartell製品の販売を2016年12月末で終了します。

本当に残念ですが、仕方ありません。


・・・”うちは”と書くと、私がKartellの日本の輸入代理店とトラブったみたいに聞こえますよね。そうじゃないですよ。他社さんは他社さんですから、どうされるかはわかりませんし知りません。
だから、”うちは”と表現しました。
こうなったのにもいろいろ事情があるんです。


いままでちゃんと一次販売店として正規販売していまして、こんなお店なのに随分と目をかけてもらって良くしてもらえました。
営業の方も私だからこそでしょうね、いつもわざわざお店まで来てくれて情報を持ってきてくれました。
自分で言うなという話ですけど。実際私じゃなかったらそもそも一次での正規販売も無理でしょうし、営業の人も来ないと思いますよ。


まだ半年猶予があるので、それまでにKartell製品をあなたのところで買いたいんだよ!という素晴らしい人がいらっしゃったらいつでも歓迎です。


私のKartell知識も今後は生かされなくなるかもしれませんね。

まあ、長い人生ですし、いつかなにかあることもあるかもしれませんか。


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2016年7月25日月曜日

セトゥースツールの話 2016/7/25

今日はなんかいろいろありました。なにかあるのは良いことです。


そういえばインフォゲート名古屋営業所にセトゥースツールがありました。


これ随分良いですよね。
見た目が普通のセトゥーチェアより好きです。

Herman Miller
Setu Stool
¥114,000(税別) ~
size W620 D440 H1102 SH670mm
※背もたれ部分まで


もうご覧の通りセトゥーチェアのスツールという名の座面の高いVer.です。

立ったまま使えるテーブルの高さに合わせるなら、このサイズの椅子じゃないと合いませんよ。


セトゥーの特徴の、調整をせずともさっと座って良い座り心地。が活かされているので、これもパブリックな場で活躍します。
スツールで座り心地が良いものとしては、かなり良い選択肢です。安定感も高いです。


足載せ台も付いているので座りも楽です。

こうした高さのあるテーブルは、自身がスタンドの状態で使うのに便利です。
背骨が正しい形になる、いちいち座らなくても作業が出来る、ちょっと人と集まって話がしやすい、いろいろあります。

でもそれはそれとして、そのテーブルで座りたい。そんなときのこのサイズの椅子です。


ちょっとそんなスペースつくってみたらどうでしょうかね。


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2016年7月24日日曜日

こう見えて同じ年代 2016/7/24

昨日のヴィンテージアームシェルですけど、1つあることに気が付きました。
 
前からお店に置いてるヴィンテージのアームシェルと同じ年代です。
 
 
左が昨日ので、右が以前からお店に置いてるシェルです。
こう見えて、こう見えて同年代なんですよ。すごい差です。
ビフォー→アフターみたい。
 
 
50年中盤のエンボスなしステッカーのみ時代アームシェルです。ゼニスの工場ですが、ハーマンミラーのステッカーのみになっているタイプですね。ロープエッジはないですし初期ほど薄くはないのですが、ショックマウントはラージタイプです。
さらにどちらも同じくXベース。しかもどちらもほぼ使用されてないという点まで同じ。
 
色に関してですが、最近右側のシェルは普通にシーフォームグリーンだったんじゃないかなって思わなくもないのですが、やっぱりエレファントハイドグレーが退色したのかな。とか考えたり。答えはないです。
グレージュは違うでしょうね。
グレーはいくらなんでもこんな風にならないでしょと判断されるかもしれませんが、60年前ですから、それにこの劣化っぷりなので、想像を超えることはあるでしょう。
 
 
どちらも60年前のアームシェルという点は間違いないのですが、それにしてもこれだけ違いがあるかと感動するものです。
かたや新品と見紛うほどツヤツヤで、かたやどうしたらこうなるのかと不思議に思うほどザラザラです。プラスチックが消失してますから。
 
ピカピカの方は、ヴィンテージ品なのにこのきれいさ!それは価値がある!
ザラザラの方は、この変化こそヴィンテージ品の味!それは価値がある!
 
となるわけです。
 
どっちも考え方一つで価値が変わるものです。
自分の好みに合う考え方でいきましょう。
  

じゃ、来週も宜しくお願いしますね。


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2016年7月23日土曜日

エレファントハイドグレーの古い希少なヴィンテージ品 2016/7/23

久々にヴィンテージのシェルチェア紹介しますね。
 
 
50年代中盤のHerman Miller製ヴィンテージアームシェルを預かりました。
ゼニスステッカーの初期の次の次ぐらいです。
これはまたかなり良い色の希少なヴィンテージ品です。
 
しかもXベースが中間サイズです。これは数少ないです。
ダイニングとラウンジの中間の高さ。ミドルサイズ。
 
 
ご覧の通りエレファントハイドグレーのツヤツヤ感が残った発色も良いなかなかにグッドな状態です。

60年も前の物とは思えないほどきれいです。
これほどのものはかなり珍しいですね。

座面に1mmぐらいの欠けがあるぐらいですね。気になる部分は。
でも本当に小さいので、全体で見るとこれだけの艶感を残したシェルは少ない機会です。


年代的にビックショックマウントです。普通のショックマウントよりデカいです。しかも再接着もなし。
どころか、ほぼ使用されていません。
ショックマウントのヘコミもありません。

Herman MIllerのエンボスじゃなく、ステッカーのみの時代ですが、ちゃんとそのステッカーも残っていますよ。これも珍しい。


エレファントハイドグレーがこれだけ色が残っているのが魅力です。
現行品にはない色ですね。


若干グライズが割れてます。ここは当時のまま劣化しています。
あと、がたつきがあります。少し。


本をカメラで直撮り
このMAXという仕様ですね。


というころで、とにかく珍しいこのMAXは15万円(税別)で如何でしょうか。
欲しい人相談してください。いろいろ相談してください。相談。


飾り目的が良いですかね。コレクション。


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2016年7月22日金曜日

ノグチラダーテーブルありました 2016/7/22


そんな今日も午前はインフォゲート名古屋にいました。
ワークチェアの説明と、撮影のために。

そしたらなんかたくさんHerman Miller製品が増えていて充実してました。
良い物あったので紹介しますね。


ノグチラダーテーブルがありました。
これお店にスペースがあったら置きたかったんですよ。わーい。


Herman Miller
Noguchi Rudder Coffee Table
size W1270 D905 H400mm
価格や詳しくはこちら http://www.casestudynagoya.jp/SHOP/noguchi-rudder-coffee-table.html

ホワイトアッシュ、ウォールナット、エボニーの3色展開です。

 
Herman Miller Japan HPより http://www.hermanmiller.co.jp/content/hermanmiller/apac/ja_jp/home/design-resources/images.html?text=Herman%20Miller:Products/Noguchi%20Rudder%20Table
ノグチはイサム・ノグチさんのノグチです。

1944年にデザインされ、1949年にHerman Miller社で発売されたラダーシリーズの復刻で、当時は3年間しか生産されていませんでした。

フィンスツールやフィンダイニングテーブルとかあったじゃないですか?知らないですか?ヴィンテージだとかなりのレアですし、復刻もVitraで以前やっていたしかないですからね。確かに見ないですしご存じないかもしれません。そういったものがあったんです。

そのシリーズのコーヒーテーブルがこのラダーコーヒーテーブルです。


ネルソンのプロダクトにもあるような、このヘアピンレッグ的なものと、ヒレ的な3点で天板を支える独創的な構造です。
天板も三角形で、これはガラスのコーヒーテーブルに近いデザインですね。

「私はすべて彫刻だと思います」というノグチの言葉の通り、バランスといいデザインといい素材といい、彫刻的なビジュアルです。


ノグチさんのコーヒーテーブルというと、あのガラスコーヒーテーブルが有名なので、それをイメージする人がほとんどでしょうね。

いま日本ではHerman MIller製のノグチ(ガラス)コーヒーテーブルは販売されていません。
米国では普通にHerman MIller製が製造販売されていますよ。
日本ではVitra製が正規品なんですよ。だからHerman Miller Japanのカタログにも載っていません。今は。

なのでガラス製のノグチコーヒーテーブルが欲しい場合は正規品のVitra製を買ってください。


ということで、ハーマンミラーでノグチさんのデザインが好きで、コーヒーテーブルが欲しい人はこのラダーテーブルをおススメします。
私的にはこっちのデザインが好きです。玄人向け感があります。あとガラスじゃないのでいろいろ安心です。


いやそりゃガラスコーヒーテーブルも米国で購入して輸入したら手に入るんですが、それって並行輸入じゃないですか。
うちのような正規の販売店がそれをやってはいけませんよね。

まともな店はそういったことはやりません。

お客さんからもメーカーからも信用されるのが第一です。


ところでこのインフォゲート名古屋に行きたい人は、事前に私まで予約してください。法人向けのショールームなので、案内が必要です。


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2016年7月21日木曜日

スペースラボの話 2016/7/21

今日はですね、SPACE LABのことを書こうと思います。

以前から会う人会う人に多くの頻度で私が付けている指輪を褒められるので、そうだ、ちゃんと書こうって気づいたからです。今日。


これが普段装着している指輪です。

これいいですね。とか、それ格好良いですね。とか。興味を持ってもらえます。


この指輪はもう8年以上ほぼ毎日装着しています。
気に入りすぎて、今も眺めていたりします。素敵~って。

でもこの指輪の説明をするのは長くなるうえに、しかもわかってもらいづらいです。
だからここでちゃんと説明します。


この指輪のブランドはSPACE LAB(スペースラボ)と言いまして、東京のブランドです。


SPACE LABのコンセプト
1930年代、ロンドンやニューヨークを中心に都市生活を幾何学的な線や面で表現したアールデコデザインは最盛期を迎え、1950年代にはアメリカを中心に未来を託した流線型などを用いたデザインのアトミックエイジが産声を上げた。
未来のデザインでありながらどこかなつかしい。力強さの仲にも柔らかなフォルム。スペースラボはこれらのモダンスタイルと共鳴し合いながら今に生きる、新しいシルバーアクセサリー・シルバージュエリーのスタイルを目指します。 ※公式引用


HPはいま無くて、公式の物だと2008年で更新が止まっているブログが残っているぐらいです。
http://spacelabinfo.blog102.fc2.com/


ここからは私の説明です。

スペースラボはアールデコ、アトミックエイジと説明していますが、もう少し以前のアートスミスのデザインをモチーフにしていたり、1800年代の・・・名前を忘れたのですが、そういったモチーフもあります。ストリームデコの要素もあります。
以前にも書いたのですが、私の好きなマーガレット・デ・パッタからインスパイアされたようなデザインもいくつかあります。
ここら辺の単語にピンとくる、その辺の年代が好きだ、デコっぽいモチーフが好きな人にはたまらないブランドなんですよ。

そしてスペースラボのもう一つの面としてロカビリーがあります。

そもそもこのスペースラボをやっている人は、元ヒルビリーバップス初代ドラムの佐藤悦也さんでして、デザインも彼です。注文も佐藤さん本人にします。
なので、マイクやギターなどをモチーフにしたデザインも多々あります。

その彼の音楽繋がりでロカビリーにゆかりのある著名人にも愛用されています。
音楽好きなら外せないブランドでもありますね。


特にカタログのモデルにもなっている永瀬正敏さんが顕著で、彼が小泉今日子さんとの結婚指輪を制作したのが佐藤さん、つまりスペースラボなんです。
映画の「私立探偵 濱マイク」でもスペースラボのアクセサリーを付けているんですよ。ドラマ版ではどうだったかはちょっとわかりません。確か付けていたような・・・
いや、ドラマ版も観たんですけど、ちょっと覚えていないんですよ。

いやーそれにしても濱マイクは最高でしたね。

映画も最高でしたがドラマも最高でした。
私はもう10年以上テレビを観ていないのですが、それでもいまでもあのドラマは最高だったなって思いだします。
何が最高ってマイクの服装ファッションです。格好良い。
あのスタイルに憧れてジョージコックスの白のラバーソールを履いたり、レザーのロングジャケットコートを着たりしていたのが懐かしいです。タバコは嫌いなので吸ったこともないですけど。

ああいったファッションが好みの人はたぶん良さがわかってもらえると思います。

マイクのような生計の立て方に魅力を感じたものですが、彼と同じ自分一人で独立して仕事をしているのは同じになりました。探偵ではなし。


ちょっと、かなりですか、話が脱線しました。


それで、このアクセサリーブランドは、そもそも以前に私が勤めていたショップで取り扱っていたもので、それを引き継いでここでも取り扱いをしているんですよ。
気に入っているので継続しました。好きだしって。


ということで、どうして自分が付けている指輪のことを紹介したかというと、販売もしているからでした。

いま一度このブランドに目を向けてみてください。おすすめ。


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2016年7月20日水曜日

サーリネンのKnoll最初の椅子 2016/7/20

エーロ・サーリネンさんのKnollからリリースされた最初の椅子はなんでしょうか。
急に聞きます。



Knoll書籍直撮りカメラで
それはこのグラスホッパーチェアです。
1946年にデザインされました。
1965年までですね、製造販売されていたのは。

現在は製造されていませんし、だからけっこうレアな椅子です。サーリネンの椅子の中では。
たぶん馴染みないと思います。

これ非常にアルヴァ・アアルトさんの影響を受けていると思います。同じフィンランドですし。
後のサーリネンの作品に比べると、全然装いが違いますよね。
バッタとかキリギリスとかイナゴっぽいビジュアルです。だからグラスホッパーなんですけど。


このグラスホッパーですけど、日本では十数年前ぐらいまで新品が買えませんでしたっけ。
えーと、どうでしたっけ?記憶しかないので・・・
ちょっとこの話は忘れてください。証拠が無いです。

※追記:過去のカタログ引っ張り出しました。やっぱり品では2006年ぐらいまで独自に製造販売していましたよ。

アメリカでは先述の通り1965年で終了してから今も製造はしていません。

どうしてアメリカはとか日本はとか書いているかというと、日本は日本のラインナップで製造販売していたからです。過去は。

前から何度も書いていますが、日本でのKnollは以前と今とでは違います。
会社も違いますし、今は製品もアメリカのKnollと同じものです。

だから、以前のKnollと今のKnollは別物として考えないといけません。

そう言いながら私も前72サイドチェアのハリスツイードチェアを販売した時に、比較として現在のKnollで72サイドチェアの価格を紹介しましたが、本来これはナンセンスな事なんですよ。
ハーマンミラーで例えると、日本製のシェルチェアと今のシェルチェアを比べるような物ですから。
しかし、それは私自身がよく理解しているからやっていたことで、ちゃんと90年代の日本のKnollのものでって説明をしていました。


Knollはこういった過去の話の複雑さがあるので理解に時間がかかります。


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2016年7月19日火曜日

エンツォ・マーリの話 2016/7/19

今日はなんとなくデザイナーさんの話を書こうと思いました。
この人にします。


クワノトレーディングHPより拝借 http://www.kuwano-trading.com/products/danese/designers/enzo_mari.html
Enzo Mari (エンツォ・マーリ)
1932 ~

エンツォ・マーリさんは1932年にイタリアのピエモンテ州ノヴァーラで生まれました。
イタリア南部プリア州からの移民で、下層無産階級の貧しい家だったそうです。
父親はせめて息子だけはちゃんとした教育を受けさせようと、苦労して彼を後期中等学校まで遣ることができました。
裕福な家庭の同級生が休暇に別荘や、旅行に出かけたりするときに、彼自身は野菜売りのバイトをしていたそうです。
友人はすでに就職し、多くは工場労働者で日曜日は彼らと過ごすことが多かったですが、そこで仕事の話は一切しなかったといいます。すでにエンツォさんは彼らとはなにか違う仕事をしようと考えていました。

そこで、当時は高等学校卒業資格がなくても入学できた唯一の高等教育機関、ブレラ・アカデミーに入学しました。
アートの世界で頭角を現すべく、懸命に研鑽を積んだのですが、もともと”社会主義的思想”を持ち、アーティストと非アーティストの間にある垣根を取り外そうと考えていたエンツォさんいとって、アートという市場の不条理は悩みの種だったそうです。
そこで関心を持つようになったのがデザインでした。50年代の後半の話だそうです。

その後ブルーノ・ムナーリさんの紹介でDANESEを紹介され、多くの後の名作をリリースすることになります。
DANESEだけでなく、ALESSI、KARTELLなど様々なメーカーとのコラボレーションもありました。

それから、1967年、1979年、1987年、2001年の四度コンパッソ・ドーロ賞を受賞し、名実ともに優れたデザイナーとなったわけです。

現在もミラノのスタジオで現役ですよ。


この”社会主義的思想”なんですけど、理想の社会を構築するための思想を語れるかどうかということみたいです。


エンツォさんはこう言っています。

「イタリアには、ちゃんとしたテクノロジーの学校も、デザインの学校もなかった。それなのに、なぜ、イタリアのデザインが、かつてのテクノロジーという視点からは欧州の先進国だったイギリスやドイツなどより優れていたのかわかりますか?それは、たとえ幻想だとしても、社会主義的な平等を夢見るパワーがあったからです。当時、イタリアでデザインについて展開されていたすべての議論は、テクノロジーではなく、新しい世界を築くためのものだった。その議論の主人公は、決してデザイナーではないのです。」

さらに続きます。

「デザイナーがプロダクトを作ると考えるのは、大きな間違いで、企業家が、デザイナーが語る思想をきちんと理解できたときに、はじめて美しい製品が生まれる。」

「何故なら、デザインの思想とは、人が人としていかに行動すべきかという、ある意味で論理的な思想を引きづらざるをえないものだからです。」

「デザインとは、究極的には論理の思想であり、それは技術によってつくられるものではない。思想によって生まれるものだ。」

と語っています。


参考図書 : DREAM DESIGN No.7


エンツォさんは、彼自身の人生経験や思想からプロダクトを生み出していたんです。


なんか、参考にしてください。


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2016年7月18日月曜日

アーゴンとかエクアとかありました 2016/7/18

私は文章をこうやって書くより、直接話す方が向いていますね。そっちの方がうまいですし。
だから実店舗です。


この写真はハーマンミラーメンテナンスに行った時に撮った写真なんですけど、その時もさらっとエクアチェアとアーゴンチェアと書いたじゃないですか。
これは両方ともハーマンミラー社のワークチェアです。

正しくは左のターコイズカラーの椅子がエクア2チェアで、右のネイビーカラーの椅子がアーゴン3チェアです。
・・・アーゴン3ですよね?違っていたら指摘してください。私に。

ハーマンミラーというとアーロンチェアというイメージが強いと思うんですけど、それ以前のワークチェアというと、これらがあったんですよ。

アーゴンチェアは1976年に発表されまして、デザインはビル・スタンフさんです。後のアーロンチェアと同じデザイナーの一人です。
人間工学に基づくシーティングの新しい時代をもたらしたそうですよ。

それからエクアチェアは1984年に発表されました。
こちらのデザイナーはビル・スタンフさんとドン・チャドウィックさんで、後のアーロンチェアと同じコンビのデザイナーです。

アーロンチェアはスタンフさんとチャドウィックさんの共作ですので。


それから1994年にとうとうあれです。


Herman Miller Japan HPよりですこの写真
そのアーロンチェアが発表されました。この上の写真の仕様は2001年から存在する仕様ですけどね。発売当時はランバーサポートでしたしポリッシュもありませんでした。

ビル・スタンフさんとドン・チャドウィックさんの両名による傑作です。


急激に時代が変わった感じがします。
アーゴン→エクア→アーロンですから、見た目からして全然違います。

そりゃあアーロン完成当時は、座面と背もたれを革張りとかにしたほうが良いよってマーケティングからの意見があったのもわかります。

斬新すぎるデザインですからね。

ウレタンやクッションを取り外したほうが良いね、代わりにペリクルにしよう。という判断は先見の明がありすぎました。


それが結果的に成功したわけですけど

世界的にみても有名なワークチェアになりましたね。


ということで、あんまり知られていないであろうアーロンチェア以前のワークチェアの話でした。


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2016年7月17日日曜日

マシュマロソファの特注かな 2016/7/17

今日はマシュマロソファについて何か書こうって決めました。

マシュマロソファ、ストーリーは以前に書いた気がするので、何か小ネタ的なことでも書けたらなとペラペラ本をめくっていたら気になるものを見つけました。


書籍カメラ直撮り

あ、マシュマロソファだ。1956年の写真です。
しかしなんか違和感が・・・

さあ問題です、どこが違うでしょうか。現行品と。









正解は赤丸の部分が長いでした。
座面が高くなっていますね。


Herman Miller Japan HPより拝借

実際の現行品はこうなっています。


1956年というとマシュマロソファ自体が販売開始された年ですね。
特注なのか、その当時はそういうものもあったのかは不明ですが、こんなのあるんですね。

ヴィンテージのマシュマロソファがこうなっているわけじゃないんですよ、この本に載っているぐらいでしか見たことありません。座面の付け根が長くなっているのは。

マシュマロソファの特注というと、横に二台を組み合わせたマシュマロソファとか存在しますよ。
写真はないですけど、去年アメリカの有名オークションで出品されていました。落札価格も結構すごかったです。4、5人座れるマシュマロソファです。


昔の物はこういった特注とかあるので、それはそれはいろんな仕様が存在します。

知らなかったものを発見すると楽しくなります。


では、あ、明日は祝日でしたか。


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愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
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2016年7月16日土曜日

Knollの新作 2016/7/16

え、三連休なんですか。今知りました。


そんな今日はKnollの新作情報をもらったのでここでも書きますね。

この間のミラノサローネで発表されたものだそうです。



ビジュアルブック直撮りカメラで
ピエロ・リッソーニのソファ「Avio」と



ビジュアルブック直撮りカメラで同じく
マーク・クルシンの「Krusin collection 016」です。


とうとうピエロ・リッソーニさんがKnollからプロダクトを出します。
リッソーニさんというと、Fritz Hansenとかcassinaとか、そっち方面で活躍が有名ですよね。Kartellからもチェア出していますし。
私的にはカッシーナのイメージが強い人です。
だからKnollでプロダクトを出すのがすごい意外でした。

クルシンさんは以前からKnollから新作をリリースしている新進気鋭のデザイナーです。
非常にエニウェアなデザインを作っていまして、今回のチェアもKnollと言われないとわからないほどどこでも馴染みそうです。


Knollというとクラシックラインしかないイメージがあると思うんです。名作だけやっているような、そんな雰囲気です。

でもこうやって新しいデザイナーと新規のプロダクトの展開もしています。
数は少ないですが、厳選したものだけ展開されていくんでしょうね。


Knollの方針みたないものに「モダンな建築にはモダンな家具が必要」というものがあるとおり、そこは踏襲された家具だと思います。

Knollは置くだけでKnollな空間になるのが良さでもあるのですが、現代のデザインはわりとフリーなデザインなので、Knollだから!という人以外にも受けそうですね。


なんかの参考にでもなれば。

詳しくはあれです、Knoll青山いってください。


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2016年7月15日金曜日

1961年の雑誌でイームズハウス特集 2016/7/15

うちはいつも通りです。いつも通りがもっとも難しくて、もっともお客さんと業界のことを考えているんです。


そうそう、すごく良い本手に入れました。
手に入れたというか買ったんですけど。


1961年の雑誌です。
その名も「インテリア」

何がすごく良いって、すごく良いところはいくつもあるのですが、まず表紙からわかる通りシェルチェアが載っていまして、イームズハウスの特集があるところです。


このころはチャールス・イームズ邸と紹介されていまして、それはそうですよね、イームズ夫妻もご存命です。住んでますから。

執筆者がすごく良くて、佐々木 美代子さんという方です。
佐々木 美代子さんは1950年後半に一年半にわたりチャールズ・イームズさんに師事していた日本人としては数少ない人物なんです。1960年に帰国後はフリーのフォトグラファーとして活躍されていました。

佐々木さんはこのイームズ邸に何度も泊めてもらっていて、彼ら夫妻の思い出とともに紹介を書いています。貴重な話です。

文の中に”10年も前に建てられたのに、驚くほど新鮮なモダンな家である。”って書かれていますが、今となってはもはや60年以上も前ですね。でも現在も驚くほど新鮮なモダンな家だと思います。そこは雑誌発行年当時も変わらないでしょう。


ちなみに、この雑誌の表紙も佐々木さんによるものなんですよ。


続けてすごく良いところは、当時は開店したばかりのレストラン「ラ・フォンダ」に触れて、ラ・フォンダ・チェアの製作工程の写真が掲載されています。
通常のシェルの工程は見たことありますが、ラ・フォンダのは初めて見た気がします。


それからそもそもこの雑誌自体が良くて、執筆者がすごいです。
見てください、そうそうたる名ですよ。


昔はこんな雑誌があったんですね。
凄まじく読みごたえがあありますし、勉強になります。


読みたい人はどうぞ。
売りませんよ。


あと、ハーマンミラー”チェア・フロム・マシーン”展ってなんですか?
いや、別号の紹介文に書いてあるんですよ。
すごく興味あるんですけど、誰か知っている人いますか?


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