ナウガのTシャツの話 2016/3/5

 
これナウガのTシャツです。
いまTシャツを何枚か私のデスク周りに飾っていまして、あ、売り物じゃなくてただ飾っているだけなんですけどね、その中でこれだけ結構な頻度で「これなんですか?」って尋ねられます。
 
あんまりにも聞かれるので書きますね。
 
 
2007年ぐらいに日本の企画でナウガのTシャツが販売されていたんですよ。
それがこれらです。当時売れ残っていたのを自分用に買いました。
 
 
それ以前にそもそもナウガが何か知らない人のほうが多いですよね。もはや。
ちょっと説明します。
 
 
ナウガは1960年代からインディアナポリスにあるユニロイヤル社(当時の社名は違います)でセールスの一環として作られてたキャラクターです。
 
ハーマンミラー社と当時取引していまして、例えばイームズシェルチェアのビニールレザーはユニロイヤル社の物を使っていたんです。
そのイームズシェルチェアのビニールレザーをナウガとか、ナウガハイドって表記されているのを見たことがありませんか?
 
当時ユニロイヤル社は、動物を殺傷しなくても手に入る安価で丈夫な皮革だってことで、自身のビニールレザーをナウガという架空のモンスターの皮ってことにしたんです。革じゃなくて皮。
このナウガというモンスターは、要望に合わせて好きなカラーを脱皮することができて、それを提供しているってことで。
 
そういうユニークなブランディングってことですよ。本当にナウガなんて生物いないですからね。
書かなくても分かるでしょうけど。
 
それで、牛の革をカウハイドって呼んだり、馬の革をホースハイドって呼ぶように、このナウガの皮もナウガハイドって呼び名にしたんです。
 
そのナウガこそがTシャツに描かれているモンスターです。
最初は取引先などに販促品として配られていたそうですが、人気が出たので一般流通品として製造されるようになりました。
 
ってものです。
ちょっとって言いながらほとんど説明しました。
 
 
日本でもユニロイヤル社と契約してナウガのライセンス販売をしていた会社があるんです。
人形も日本で作っていたのですが、その時にこういったTシャツやマグカップやいろいろな商品をリリースしていました。
 
 
このTシャツは販売当時全然売れなかったんですけど、いま飾っておいたら欲しいって言われるんです。
なんでしょうね、無くなってから欲しくなるって心理なのか、見直されたのか。
 
 
このTシャツは自分で着ていたものなんですけど、私自身すごく気に入っているので、これ以上着続けるとボロボロになってしまうなって思ったので着るのをやめました。
でもただ閉まっておくのももったいないので飾っておくことにしたわけです。
これでいつでもナウガという存在をアピールし続けられます。
 
 
この柄ならこれ以上ないぐらいナウガですからね。
結果はあれでしたけど。 

 
 
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